人助け過剰包装

女の働く店では時勢に即して商品の簡易包装を心がけている。
ところがある時女は商品を一回り大きな段ボール箱に入れて渡したところ、
お客から「とても助かった」と感謝されそれを知った店の上層部からも「機転が利いている」と褒められた。
一体どういうことだろう。

女の働いている家電量販店でも某超人気ゲーム機を取り扱うことになった。
運良く当選したお客がなるたけ人気の少ないときを見計らってこっそり購入しに来るのだが、
その際に「あのゲーム機」だと分からない様にさらに箱に入れて渡したところ、
お客から「帰り道で持っていることがバレてカツアゲに遭うんじゃないかとひやひやせずに済んだ」とお褒めの言葉をいただいた。