フィクションでもファンタジーでもSFでもないのに、カメオが「雨よ降れ」と言うと5秒後に本当に雨が降り始める。当然誰もが驚き、どうやって雨を降らせているのか疑問に思う。さて、カメオはどのような方法で雨を降らせているのか?
*Q7 おっさんのリサイクルです。
転載元: 「【雨ますか?リサイクル】I know a place」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10412
*芝生用散水スプリンクラー(pop-up lawn sprinkler)が世に出た頃のお話。
我々は皆、「見せたいものがある」と言われ、彼の邸宅のサロンに集められた。
「いいか?これから俺が『雨よ降れ』と言う。
すると、芝生に雨が降るんだ。
窓から見ておけよ」
半信半疑でいた我々は、阿呆みたいに窓の外を見ていた。
まさかそんなことがあるわけはないだろう、と。
しかし、実際にそれは起きた。
彼が「雨よ降れ」と言うと、ものの数秒で彼の見事な庭に通り雨がやってきた。
「なんだこれは!?」
通り雨が行った後、我々はフレンチウィンドウを開け、庭に飛び出しても、空には雲ひとつない。
しかし、芝生は雨が降った後のように潤い、雫を纏ってキラキラと輝いている。
「驚いたろう」
「全くだ。君に手品の才能があるとは思っていなかったよ」
「俺には手品の才能はない。あるのは発明の才だ」
そう言って彼は、芝生の真ん中に我々を連れ出した。
「秘密はこれだ」
彼が見せてくれたのは、芝生に埋もれた小さな機械だった。
「これが飛び出して(pop-up)、通り雨(shower)を降らせるんだ。まあbathroomのシャワーみたいなもんだな」
「すごいなこれは。広い庭のある家や公園、農業なんかでも使えそうだ」
「だろうよ。これで一山当てたいと思ってるんだがな、どう思う?」 (New York. 1871)