美食家のカメオが、これも美食家のウミオに手紙を出した。「昼にウミガメのスープを食べたか?」
これは、ウミオが昼食にウミガメのスープを食べたのではないかと考える理由があったためである。
しかし、ウミオからの返事は「食べていない」だった。
これまでの二人はずっと、相手がウミガメのスープのような美味珍味を食べたと聞くと不快に思ったり苛立ったりしていた。しかし今日のカメオはウミオからの返事を読んで悲しんだ。いったいどうしてだろう。
転載元: 「スープはどこへ行った」 作者: GoTo_Label (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10439
カメオは二重人格であり、もうひとつの人格がウミオ。
カメオは、今日の昼食の記憶がないので「ウミオの意識のときに食べたのかもしれない」と考えて置手紙をしたのだが、ウミオが食べたのではないことを知り、やはり自分は認知症なのだと悟って悲しんだ。