世界を手にしていた頃は

天国の門を司る聖ペテロが、天に召されてきたばかりの者に最初のインタビューを行う新米天使に尋ねました。
「この者たちの話を聞き取ったのはあなたですか？」
新米天使は答えました。
「はい、さようですが、気になる点がございましたか？」

聖ペテロ「いや、あまりに同じことを答える者が多くてね。偶然にしては多すぎる。流石にそんなはずはないと思うのだが…。」
新米天使「申し訳ありません。私はごく普通の質問をしただけなのですが、何か不都合があったのでしょうか？」

さて、なぜ聖ペテロはおかしいと思ったのだろう？

（元となった話がございます。ご存知でしたら申し訳ございません。）
（７月２６日午後１１時までの出題といたします。）

新米天使「あなたのお名前は？」

猫１「〜〜かわいいだにゃ！」
猫２「××かわいい、にゃん！」
猫３「◯◯かわいい、ですにゃ〜」

＊＊＊

聖ペテロ「あなたたちの名前は、本当にみんな、『かわいい』なのですか？」
猫たち「だってみんな、僕たちを見ると口を揃えて『かわい〜』って言うにゃん！」
「だからそれが名前にゃ！！」

答：人間は猫を見ると「かわい〜！」と言うので、多くの猫は自分の名前を「かわいい」だと思っているから。