閲覧者数: ...

後はすすきが揺れるだけ

[ウミガメのスープ] [闇&常駐]

星も出ていない夜に、弟と手をつないで丘の上に立っていると、音もなく静かに、銀色の円盤が空から降りてきたのはなぜ?


出題者:
出題時間: 2025年12月8日 19:47
解決時間: 2025年12月16日 1:17
© 2025 メロトロン 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「後はすすきが揺れるだけ」 作者: メロトロン (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10635
タグ:

打ち上げ花火の破片と衝突したドローンがパラシュートを開いたから。

  • ふたりは打ち上げ花火を観るために丘の上に立っていた。
  • 銀色の円盤は花火大会を空撮していた円盤型のドローン。
  • そのドローンは、花火の玉皮の破片の衝突により、プロペラが停止した。
  • そのドローンには安全のためにパラシュートが搭載されていた。
  • パラシュートを展開したドローンは、風に運ばれて、ゆるやかに降下した。

花火が終わると、丘はすぐに静けさを取り戻した。火薬の匂いがわずかに残り、弟の手は少し汗ばんでいて、曇った夜空は星も見えない。

ふたりは、ただ余韻を惜しむように空を見上げていた。さきほど打ち上げられたUFO型の花火を思い出し、本物のUFOでも呼んでみようか、なんて考えた、そのときだった。

銀色の円盤が、音もなく静かに、空から降りてきた。街灯の光をかすかに拾い、輪郭だけがぼんやり浮かぶ。

「お兄ちゃん、あれって……」
弟がつないだ手をぎゅっと握りしめた。
ふたりには、それが宇宙からきた空飛ぶ円盤のように見えた。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
Donate using Liberapay
Avatars by Multiavatar.com
Cindy