
明日死ぬ男。
彼は「あなたの人生で一番古い記憶は何ですか?」と私に尋ねた。
何故?
*Q3 kUmaさんのリサイクルです。
転載元: 「【覚えていますか?リサイクル】knock knock knock on the gates of Hell」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10737
*決して来ない日である「明日」に死ぬ、つまり永遠に死なない男が、自分の過去の記憶について話したかったため。
「僕は1427年の3月22日」
男は寂しげにそう語った。
「その日、呪いをかけられたんだ…明日死ぬって」
「でも死ななかったよ。次の日も次の日も」
「いつまで経っても死ぬ気配がない。おかしいと思っていたら、再び悪魔が現れた。『お前は呪いの本当の意味が分かっていない。明日は、一晩明ければ今日になる』」
「それでようやく分かった。明日死ぬ、というのは、永遠に死ぬ日がやってこない、ということなんだって」
「何人もの恋人を、親友を、子どもたちを見送ったことだろう。ある時から私は人と接するのをやめた」
「こうやって話すのも93年と4月28日ぶりだ。この辺でやめておくよ。誰かに親しさを感じたくないからね」