
後に逆瀬川の職場で働くことになる、オーディターのスティーブが、初めて日本に来たころの話。
逆瀬川は、週末のオフの時間に、観光などのスティーブのアテンドに付くことになった。
スティーブ 「今日は楽しかったよ。ありがとう」
逆瀬川「あー、もう少し人が少なければ良かったんですけどね…申し訳ありません」
逆瀬川は、スペイン語ができれば良かったのに、と後悔した。
アメリカ人のスティーブとは、もちろん英語でなんの問題もなく意思疎通ができたのだが、なぜそんなことを思ったのだろう?
転載元: 「ni en Caracas, ni en New York」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10758
英語ガイドによるツアーは人が多くて、説明がなかなか聞き取れなかったから。
逆瀬川は、週末のオフの時間に、スティーブを都内の観光地に案内することになった。
そこは、ガイド付きツアーでないと観覧できないのだが、外国人に人気なので、日本語だけでなく、英語、中国語、フランス語、スペイン語などのツアーも出ている。
英語や中国語のツアーに参加する人はやはり多いので、よほど前の方にいないとガイドの説明が聞き取りづらい。
「We could’ve joined the tour in Spanish tour…would be easier to hear with fewer people(こんなことならスペイン語のツアーに参加すれば良かったね 人が少ないから説明が聞きやすい)」
「Oh well, it didn’t come
to my mind…I didn’t know you understood Spanish.(あ、そ、そうでしたね。スペイン語もお出来になるんでしたっけ?)」
「Mmm…at least I think I can get what the tour guide would say(まあ観光地の説明を聞けるぐらいならね)」
(そうか、その選択肢は考えてなかった…私はスペイン語ほとんどできないし、フランス語なら少しはいけるけど、スティーブはフランス語できないしなあ…)