
魔法使いは呼び掛ける。
「シンデレラ、魔法が切れるまでお前に与えられた時間は後3分。この砂時計の砂が落ちるまでじゃ」
この時まだお城に到着すらしていないのだが、シンデレラは無事王子様とダンスを踊る事ができた。何故だろう?
*Q4 ゴリオースさんのリサイクルです。
転載元: 「【時間ますか?リサイクル】I laid the groundwork, and then just like clockwork」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10996
*(すでに一回踊っている)王子様の方から、シンデレラを探しに来たから。
「ほう…自分が選ばれる自信があると…?」
「はい。他の女は大したことありませんでしたから。靴とかネームカードとか手袋とか、必要なクルーは落としてきたので、探してはくれるはずです。」
「そんなに自信があるなら、なぜ最初に会った時告白するだのさせるだのしなかったのか?」
シンデレラは、この魔法使いはなんでこんな単純なこともわからないのだろうと首を傾げた。
「だって男なんて、追わせないと意味がないじゃないですか」
魔法使いは、感心半分呆れ半分で首を振った。
「…お前がどんな女かということはよくわかったよ、シンデレラ。ただ、その格好でも王子様に見つけてもらえると思っているのかい?」
「ん〜 そこなんですよね…こんなワークウェアでも私はいけてますけど、流石にあの時のドレス姿と同一人物だとは思ってもらえないかも。不利っちゃ不利です」
「面白い。ならばその自信を見込んで、賭けをしようじゃないか。次の舞踏会、またドレスを用意してあげよう。しかし、今度は3分間だ。お城まではとてもたどり着けない。それでも、お前の居場所を探して王子様が来るかどうかだ。王子様が来たら、そのドレスはお前のものだし、今後も色々サポートしてやろう。それでダメなら人生ハードモード、自力で何とかするんだな」
「ん、大丈夫。私は可愛いから」
次の舞踏会の夜、シンデレラは魔法使いのドレスを纏って城に向かった。
魔法使いの手前、強気には見せたものの、一応念のため、あれやこれやの手管やなけなしの人脈を駆使して、裏工作は入念にやってきた。
よし、あとは魔法使い様のご加護を信じよう。
残り時間1分30秒。
シンデレラは馬車を停めて降りると、路肩でその人の姿を待った。
絶対来る。絶対来ると確信して。
「私は可愛い私は可愛い私は可愛いんだから絶対大丈夫」
向こうから白馬がすごい駆け足でやってくるのが見えた。
勝った。
そうほくそ笑んだシンデレラは、ガラスの靴を脱ぎ捨てて走り出す。
王子と熱い抱擁を交わした裸足のシンデレラは、二人きりで、甘い甘いワルツを踊るのだった。
“Mastermind”“Bejeweled”“Love story"and"Wildest dreams” by Taylor Swift