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11/1は紅茶の日

[ウミガメのスープ]

男は行きつけの喫茶店で紅茶を注文した。
紅茶を一口飲んだところでマスターを呼び止めた。
「すみません。これは本当に紅茶ですか?」
「はい。紅茶に間違いありませんよ。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をした。
何故でしょう?


出題者:
出題時間: 2018年11月1日 18:11
解決時間: 2018年11月1日 18:19
© 2018 そーこん 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「11/1は紅茶の日」 作者: そーこん (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/2461
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男は定年を迎え、一人で家にいることが多くなった。
ある日、たまには気晴らしにと近所の喫茶店に入ってみると、気さくで馬が合うマスターに今まで飲んだ中で一番美味しいと思った紅茶。
それからというもの毎日その喫茶店に行き、紅茶を注文してマスターと談笑していた。
そんな、いつもの喫茶店で最高の紅茶を飲みながらマスターと話すことを男は心の底から至福に感じていた。
しかし、今日だけはいつもの紅茶を飲んでも味を一切感じなかった。
そこで、マスターに確認したがいつもと同じ紅茶らしい。
もしかしてと思い、他のものを注文し食べたがやはり味は感じなかった。
勘定を済ませると、病院に向かい診断を受けると味覚障害であることが分かった。
医者の話を聞くに治療をすれば治るらしいが、3ヶ月から半年ぐらいは病院に通うことになるそうだった。
その間、喫茶店に行ったとしても無味の紅茶を飲みながら「やっぱりマスターの淹れる紅茶は最高だね」とでも話すのだろうか。
男にはそれがとても耐えられなかった。そこで、男は自殺を決意した。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy