ある晩、少し遠くのビルを見ていた。
屋上に男が一人。 心底絶望しきったような顔をしたその男は柵を乗り越えて飛び降り、死んだ。
私は彼のことを何一つ知らなかったが、
それでも、彼は私のせいで死んだのだと――そう確信している。
何故?
作問は双葉さんです。ありがとうございました
あのビルに火を放ったのは私だから