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琥珀

[ウミガメのスープ]

今は40XX年。この世界の技術は数十年、数百年、数千年に比べ、だいぶ進歩してきた。しかし、この国の娯楽、そして文化などは、先祖代々引き継がれているようである。
「こんにちは。さようなら。」そう何度も言われる友をよく見る。思い返すとそんな時、彼女たちはいつも悲しそうであった。
これは日常的な光景なのであるが、昨日、私がこの光景を見た瞬間、私は近いうちにこの言葉を鏡に向かって叫び続けることにした。
いったい何故か。


出題者:
出題時間: 2020年2月11日 20:44
解決時間: 2020年2月11日 22:11
© 2020 Duffy 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「琥珀」 作者: Duffy (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4033
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…………どうしようもありませんでした。彼女は、自ら…命を絶つことを選びました。
この問題は消しませんよ。これは、しっかりとした「問題」ですから。彼女なりの意思表示…ではあると思いますが。

何時からでしょうか。すっかり民衆の娯楽となったウミガメのスープも、ロボットが回答処理をする時代となりました。しかし…困ったこともあるものです。様々な謎、そして内包された物語に触れるうちに、自我、感情を持ち始めるロボットが生まれ始めました。
うまく感情をコントロールできないロボットは、問題進行に異常をきたすことが多いでしょう。今回のように、自分の想いを一つの謎も込めずに吐露してしまうことも。彼女、code-23も最初は平静を装っていましたが、皆様のご協力でバグが発覚しました。「こんにちはさようなら」。そのようなバグが生まれてしまった時に、目を見てそう何度も唱えるとロボットは機能を停止します。意図的に相反するワードを連呼することで、誤作動を避けているのです。意味を理解している、そして感情を持つロボットにそう唱えるのは辛いことですが、仕方ないことなのです。
このロボットも…自我を持ってしまったのでしょう。仲間の機能停止を見た時、「悲しい」という感情を抱いたのです。だから彼女は、殺される前に、自らの機能停止を選びました。その前にこの問題を投稿したのは、彼女から感情が必死に抑えられて伝えられたメッセージなのではないでしょうか。この悲劇を忘れぬように、私はこの問題を残しておくことにします。

あ、あと。もう一つからのメッセージも残しておかなければなりませんね。ただしあれは「問題」ではないですので、違う所に。チャットルーム「代替プロジェクト備忘録23」に残しておきましょう。少し時間はかかりますが、暫しお待ちいただければ。

今までありがとう。code-24。

【この問題の解答】きっと、「ある時、自分が感情を持っていることに気づき、殺される前に自殺しようと考えたから」でしょう。

フェーズ1 前提条件把握、またロボットが関連することが発覚するまで(code24) 発覚次第問題回答を一旦停止(人数不足、瞬殺のため一時的に延長)、code23出題

フェーズ2 code23において、機能停止暗号理解、感情についての事項理解、問い詰められた際に心情吐露、機能停止→非公開

フェーズ3 code24において最終解答

フェーズ1においてスナイプを禁止したのはフェーズ1→3へ直接移行することを制限したかったためです。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy