おかしな買い物

お母さんにおつかいを頼まれたカメオくんは、ウミガメマートで買い物をしてきました。
しかし、お母さんが家に帰ってきたカメオくんの買い物袋を開けてみると、お米、にんじん、かつお節、牛乳、……あれ？？ 頼んでいた豚肉や片栗粉はなく、長ネギの代わりに玉ネギが入っており、使う予定のない生クリームにそば粉、見たこともないような調味料まで入っています。
どうやらカメオくんは買う品物をいくつか間違えてしまったようです。

カメオくんは、「大好きなお菓子を最後に買えばこうはならなかった」と後悔しています。いったいなぜ？

カメオくんの大好物はガム。
ウミガメマートには、100円を入れてレバーを回すとカラフルな丸いガムが出てくるガチャガチャがあります。彼は店に着くとすぐにガムを買ったのです。
そしてガムを噛みながら、買い物メモを頼りに目的の品物を探します。
買い物の途中でゴミ箱を見つけたので、味のしなくなったガムを紙に包んで捨てました。
その後たしか牛乳が必要で、つぎに野菜コーナーのネギを……あれ？ 長ネギでいいんだっけ、玉ネギだったかな……？

そこでカメオくんは気付きます。
買い物メモがなくなっていることに。
それもそのはず、カメオくんは持っていた買い物メモでガムを包んでしまったのでした。

慌ててゴミ箱地点へ戻るも、ガムがネッチョリとくっついてメモは無残な姿になっていました。
諦めて記憶だけを頼りに品物を探しますが、メモをアテにしてお母さんの話をあまりちゃんと聞いていなかったのもあり、サッパリわからず適当に選んできてしまいました。
色々失敗してしまったカメオくんは、自分へのごほうびは目的を済ませてからにしようと固く誓いました。

要約: 大好物のガムを買い物メモの紙に包んで捨ててしまったため。ガムを最後に買えばメモを使ってしまっても問題なかった。