その扉に用はない

目の前のドアのそばにあるボタンを押して
男は颯爽と走り去った。
来る日も来る日も。

だが、男が眼球を食した事により終焉を迎え
平穏が戻った。

一体どんな状況だろう？

男は、いたずらっ子な小学3年生のタカシン君
最近　近所の家に忍び寄って玄関先のインターホンを鳴らして
逃げ出すことに楽しみを覚えている。
つまりはピンポンダッシュだ。
しかし、それも長くは続かない。
いつも通りピンポンダッシュを試みてその場を立ち去ろうとしたとき
足がもつれ転んでしまい、とっ捕まることに。
当然のことながら　いたずらをした家の人や、自分の両親に
大目玉を食らった。

もう金輪際　いたずらはやめよう・・・