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【危機ますか?リサイクル】肝に銘じて

[亀夫君問題]

なあ、話を聞いてくれ。俺はカメオ。実は妻のウミコに、不倫やら浮気やらしてんじゃないかと疑われてんだ。もちろん俺はそんなことしてない。でもそんなことをカメコに言うたびに、「嘘ついて!!ほんとはしてるんでしょ!!」って怒鳴られて毎回殺されかけるんだ。なんで俺がそうやって疑われてるか、状況を把握してくれないか。




No.4 ツロトヴさんの問題文です。


出題者:
出題時間: 2020年9月2日 21:00
解決時間: 2020年9月2日 21:35
© 2020 名無し編集者 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【危機ますか?リサイクル】肝に銘じて」 作者: 名無し編集者 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4809
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そうだそうだ!
妻の名前は「オト」だったよ!
竜宮城の「オトヒメ」だ。

正しい名前だけを呼べば、きっと二度と怒られないで済むよな。
もう適当な女性の名前で呼ぶのは やめる。
肝に銘じよう。

玉手箱も見つかったし、良かった良かった!

あ! あの海亀はっ!
妻が迎えに来たからこれで帰れるよ!

みんな、世話になったな。
どうもありがとう!


【正解付与条件】

  1. カメオ(本名:浦島太郎)が妻の名を間違えるので、妻は「また他の女の名前を呼んで!やっぱり浮気してるんでしょ!」などと言って怒ることを指摘する。
  2. カメオの妻の本名が「オトヒメ」(乙姫)であることを教える。
  3. 探し物が「玉手箱」であることを教える。

御伽草子曰く、浦島太郎は竜宮城へ行き、亀の化身である乙姫と夫婦になったという。


タロウは、竜宮城を出て初めて玉手箱を開けたあの日から、認知症とさえ言えるレベルで忘れっぽくなっている。

老人となったタロウは、再び竜宮城に戻ってオトヒメと暮らしていた。
自分の名前がおぼつかないくらいだから、妻であるオトヒメの名前もしばしば間違える。

オトヒメは、タロウに他の女性の名で呼ばれるのが我慢ならない。
「オト」「オトヒメ」以外の名で呼ばれると浮気を疑って怒り狂い、タロウを沖の孤島(しかも無人島)に連れて行って置き去りにする。

タロウが「玉手箱を見つけて開ける」または「放置の結果瀕死になる」と、オトヒメはタロウを迎えに来て竜宮城へ連れ帰る。

もう何度繰り返したかわからない。

玉手箱の煙の残りを浴びたり、死に瀕するストレスを受けたりするたびに、タロウの老化が進む。
だんだん物忘れが激しくなっていき、ますますオトヒメがブチギレする回数も増えていく。

そしてまた、タロウは孤島に放置された。

実際の回答とはズレているかもしれませんが、一応この方針を頭に叩き込んで回答したつもりです。


【主人公の状態】
特に「名詞」の忘却率が高く、状況についてもはっきり答えられずに語尾を濁す。
妻が海亀であることも忘れているが、何かと亀の話をする傾向がある。(よって「カメオ」と名乗っているが、違和感は覚えている。)
時代背景の都合で横文字がとても通じにくく、聞いてもすぐ忘れる。
「浦島太郎」「乙姫」「海亀」「玉手箱」「竜宮城」について適切に言及するとちゃんと思い出す。
ただし名詞が出た程度では「何か重要なことを思い出しそうな気がする」程度のことしか言わない。


【主人公の心境】
妻については「愛している」「絶世の美女」「不満はない」などと答える。
そもそも長らく妻以外の人(?)には全く会っていないので、不倫や浮気など、たとえしたくてもできるわけがないとも言う。


【主人公のいる場所】
また無人島の砂浜に置き去りにされている。
細長い砂浜で、波打ち際が500歩くらい続く。(5分で歩き切ってしまうくらいの距離。)
潮が満ちると、波打ち際から100歩くらいで「身の丈の3倍くらい」の崖に到達する。
(つまり、干潮時は400m×80mくらいの砂浜であるが、主人公には分や秒の概念がないので歩数で答える。)
崖の上には植物が繁茂しているのが見えるが、届かない。
飲料水も食べ物も手に入らない環境。


【回答方針】
問題文に女性の名前が2つ出てくることを追及されると口ごもり、「妻はそんな名前だったような気がするが、思い出せないんだ」などと答える。
(同時に「俺の名前も本当は『カメオ』ではないような気がするけど、思い出せない」と言う。)

「妻の名を間違えるから不倫を疑われる」と指摘すると、「妻の名を思い出すのに協力してくれ」と言い出す。
妻の名には「コ」が付くかと尋ねられると、「『コ』は付かないが『コ』に似た文字があったような気がする」と答え、さらに追及すると「平仮名の『こ』みたいな文字がある(『乙』のことを指す)」というところまで思い出せる。
名前ではない呼び方(「奥様」「マイハニー」など)を提案すると、「妻は名前を呼ばないと返事してくれない」と答える。

「殺されかける」という点については、「今も殺されかかっている」「飲み水も食べ物もなくて、このままでは死んでしまう」と答える。
周囲の様子を尋ねると、水がたくさんあって、足元は砂で、少し離れた場所に植物が茂っているのが見えるが届かない」と答える。

「『何か』を見つければ迎えに来てもらえるけど、開ける時が大変」と言う。
『何か』とは玉手箱のことだが名前が思い出せない。
詳細を尋ねると「開ければ妻が来てくれるが、開けると苦しいのであまり開けたくはない。」などと言い出す。

「『何か』が見つからないとそのうち倒れるが、いつの間にか妻が連れ戻してくれるらしく、いつも自分の部屋で気がつく。」と言うので、「どこに連れ戻す?」「自宅はどこ?」等を尋ねると、「夢のように美しい場所」などと言う。

『何か』が「玉手箱」であることを教えてあげると、「妻が『たま』がどうとか言ってたから、卵を産んだのかと思って近付かないようにしていた」と言い、「玉手箱」が埋められている場所(真上に大きな松の木の枝がある場所)を掘り返し解決となる。
(ただし「玉手箱」を思い出す前だと、「亀の卵を踏むと潰れてしまうから行かない。殺生はいけない。」と言い張って近づかない。)


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy