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驚愕と絶望

[ウミガメのスープ]

※本作は私が出題した前作『ラストシャウト』の後日談となります。
前作を一度拝見して頂いてからご参加ください。

ウミコとカワコはとある女性に思いを馳せ
スマホの画面を眺めた瞬間
スマホを放り投げ、恐怖におののいた。
一体なぜ?


出題者:
出題時間: 2020年9月5日 11:15
解決時間: 2020年9月5日 21:32
© 2020 タカシン 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「驚愕と絶望」 作者: タカシン (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4833
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蝉が『まだ夏なんだ!』と言わんばかりに鳴いている残暑の9月上旬。
とある一室の外に掲げてあるプレートには
『オカルトサークル(男子禁制!)』

サークルの部長、ウミコ。
副部長のカワコ。
2人は室内で『彼女』の事について話している。
ウミコ「あの子がこのサークルを離れてどれくらいたったかしら?」
カワコ「そうね、かれこれ半年くらいかな?」
ウミコ「やっぱりムードメーカーがいなくなると寂しくなるものね・・」
カワコ「そうね、でもあの子相当『辛いこと』があったんだしサークル活動どころじゃないでしょ?今療養中だしね」
ウミコ「あの叫び声がここまで愛おしく感じるとは思っていなかったわね、ふふ」

2人は『彼女』に思いを馳せる。
ウミコ「そういえば貴方いつか行った廃墟探索の時スマホで皆の写真撮ってたよね?」
カワコ「・・確かにそうね。あの子が指さして叫んでるところは流石にバッチリ撮っているわよ」
ウミコ「そうなんだ。まだ見てなかったよね。その時の写真一緒に見ようよ」

ウミコのその一言で2人はその時の写真を
スマホで眺める。
・・・!!2人はスマホの画面の『それ』を見た瞬間
声にならない悲鳴をあげスマホを放り投げた。

ウミコ「な、何よあれ・・・」
カワコ「う、嘘でしょ?・・」
2人が見たものは指をさし絶叫している元サークルメンバーの『カメコ』の背後に
写っている禍々しい表情をしている長髪の女。
まごうことなき幽霊だ・・・
カメコに対して激しい怒りを覚えているのは画面越しに伝わってくる・・・

!!まさかカメコはその幽霊に憑りつかれ祟られその結果『声を失った』っていうの?
じゃああの時その場にいた私達もあの子のようにそのうちひどい目に会うのかもしれない・・・
2人は一気に血の気が引くのを感じた。

2人の気も知らず外では蝉が己の気のままに鳴いている・・・
しかし今の2人には煩わしい蝉の鳴き声など届かないだろう。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy