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【HBC2020】十三駅の金曜日

[ウミガメのスープ]

冴えない男が乗る通勤電車には、毎朝ハイヒールで駆け込んで来る女がいる。
男は、特段その女に惹かれているわけではなく、むしろ「危ねえなぁ…」という目で見つめていた。

しかし、ある金曜日、いつもと同じように走って電車に飛び乗って来た駆け込んで女の姿は、雷に打たれるような衝撃を男に与え、以後男の毎日は一変した。

それからしばらくの間、毎朝男は女に声をかけようか逡巡したが、ある朝思い切って、「貴女に会って僕の人生は変わりました。」と思いを伝えた。
突然の告白にぽかんとする女を残し、男は嬉しそうにその場を立ち去っていった。

状況を説明してください。


出題者:
出題時間: 2020年9月24日 22:02
解決時間: 2020年9月24日 23:49
© 2020 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【HBC2020】十三駅の金曜日」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4935
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[簡易解説]
女の姿からイメージして買った馬券がたまたま大当たりした。

[長文解説]
冴えない男の趣味は競馬。週末ともなれば競馬新聞とにらめっこだ。
しかし今日はどうも勘が働かない。頼りのデータも外れてばかり。
そんな彼の目に、一頭の馬の名前が止まった。
「ピンヒールランナー」
その瞬間、前日もいつものように電車に駆け込んできた女の姿が脳裏をよぎった。
「おもしろいじゃねえか…」
人気は全然だったが、どうせ今日はぱっとしないんだから、と一点つぎ込んだ。

「…嘘…だろ…」

いきなり転がり込んできた50万円。男は、長年住んでいたボロアパートを出て、便利な立地のマンションに引っ越すことにした。

「一言あの女にお礼言おうか…いやそんなん不審者だよな」と迷い続けること数日、いよいよ明日引っ越すという日の朝、
「この電車に乗るのも今日が最後。もうあの女に会うこともないもんな…えいっ!」
男は女に思いを打ち明けた。
「あーすっきりした♪」

(何今の…キモ…。)
一方的に謎の感謝の意をぶつけられた女にしてみればいい迷惑。

(なお、その1か月後、たまたま女が同じ沿線に異動。再び毎朝顔を合わせることになった男はいたたまれない思いになったという。)

*競馬は全く詳しくないので、現実にこんなことが起きるのかは分かりません。馬の名前も適当です。
*危ないので駆け込み乗車はやめましょう。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy