飛行機で死んだ飛行機嫌い

[亀夫君問題]

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ここは海亀市。山の麓に広がる地方都市という趣だが、東京にギリギリ通勤できないこともない距離だ。

ここで探偵をしている俺のもとに、一つの依頼がやって来た。
依頼人はエイルという男性だ。エイル氏は少し思いつめた様子で、こう切り出した。

「探偵さんは、この間大阪の空港で起きた飛行機の着陸失敗事故はご存じですか?」

たしか、東京発大阪行きの飛行機が着陸に失敗、炎上し、何人かの乗客が焼死したという事故だ。
長らく起きていなかった日本の航空会社による死亡事故、
それも格安航空会社が起こした事故ということで、ちょっとした騒ぎになったのを覚えている。
そのことで相槌を打つと、エイル氏は次のように続けた。

「実は、あの事故で僕の友人のルカも亡くなったのですが…でもおかしいんです。
 ルカは飛行機に乗ることをとても怖がっていて、絶対に飛行機に乗れませんでした。
 高校卒業を記念して行ったクラスメイトとの沖縄旅行でも、
 ルカだけは往復とも新幹線とフェリーを乗り継いで行ったほどで……
 そんなルカが、東京から大阪なんていう距離で、飛行機に乗るはずがないんです。
 そこがこのままではどうしても納得できなくて……
 ルカが何故あの飛行機に乗ったのか、調べて頂けませんか?」

事故を起こした飛行機に乗るはずがない乗客。
この件に興味を持った俺は、ルカが飛行機に乗った謎を解くことに決めた。

※一人称視点で進行します。
※どうしても進めなくなった場合、「探偵の師匠」に助けを求めてみましょう。何かヒントをくれるかも?


出題者:
出題時間: 2021年1月10日 5:02
解決時間: 2021年1月10日 15:10
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俺はエイル氏に「上司による強引な飛行機での出張命令を断り切れずに乗った」という報告書を提出した。

その後エイル氏は俺と相談して、その報告書を地元新聞社に提供した。新聞社の力は強く、ユノサワ機械とカメオのハラスメント行為は明るみに出ることになり、世間からはバッシングを受けることになった。

彼らを裁判の場でどうこうできるかはまだ分からない。それに、そこまでは俺が立ち入れる問題でもない。

ただ、やはり世の中というものは誰かがあずかり知れるわけでもない色々な人の色々な思いや行動が交錯しているものだ。そういう人間観察ができることが探偵としてある意味一番の役得ではないかということを考えながら、俺は今回の資料を「解決済み」の棚に入れた。


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パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy