醜い嫉妬の雨霰

ウミオくんの好きな人が自分であることが分かったカメコは大喜び。
頬に両手を当て顔を真っ赤にし、照れた表情を浮かべている。

カメコの恋を応援していた友達のウミコも、もちろん喜んでくれている…はずが、何故かカメコのことを糾弾し始めたという。

一体どうして？

カメコとウミコの2人は、放課後の教室でこっくりさんにウミオくんの好きな人を聞くことにした。
こっくりさんに質問してみると、10円はゆっくり動いていき、カ…メ…コという文字の上を滑っていく。
やった！と喜んだカメコはこっくりさんのタブーを犯してしまった。手を頬に当てた時に10円玉から手を離してしまったのだ。
こっくりさんは、最後のお別れの挨拶をするまで決して手をはなしてならない。
こっくりさんからの呪いを恐れたウミコは、カメコとウミオの恋などどうでもよくなり、「なんで手を離したのよ！」と激しく糾弾するのだった。