【泳ぎますか？リサイクル】So much for my happy ending

「ラテミ、信じてくれよ。浮気なんてしてない。」
（はあ。ばればれだって。ウミオ、あんた目が泳いでるじゃん。）
と、ウミオの弁解を聞いていたラテミだったが、次第にラテミの方が焦り始め、しまいには席を立ってしまった。
どうしてだろうか。
＊Q14セルフリサイクルです。

：表情がそっくりと言われる双子の弟を見て、自分もまさか嘘をついた時に同じ癖が出るんじゃないかと不安になってきたため

「あんたさ、ラル子が泣いて私に電話してきたんだけど。他の女と浮気してるんだって？」
「何言ってるんだよ、そんなわけないじゃん。ラテミ、信じてくれよ。浮気なんてしてない。ラル子一筋だって。先週だって…」

はあ。ばればれだって。ウミオ、あんた目が泳いでるじゃん。
こいつ、ウミオは私の双子の弟だが、どうも女癖が悪い。

私の友人ラル子を紹介してやったはいいけど、またやらかしたのか。
ラル子、「ウミオ、双子だけあってラテミにそっくりだねー。行動も、喋り方もだし、表情とか、仕草とかさ。」とかいって喜んでたのに。
私の友人を泣かせやがって。

ん？まって、表情とか、仕草似てるの…？私たち…？

「いや、ほんと、ラル子にはそんなんじゃないって言ってよ…あ、ちょっとラテミどこ行くの？」
「それどころじゃないっっっ！」

寝室に戻り、スマホの録画機能をオンにして、先週の日曜日の自分のセリフを再現してみた。
「私が？シンノスケ君と？そんなわけないじゃない！カメタ君一筋だってばぁ♡」

よっしゃー。目は泳いでない。
まあ、双子って言っても出来が違うのよね。

演劇部の主演女優をなめんな。

そう言ってガッツポーズするラテミであった。