魔法少女マジカのウメーソー伝説

[亀夫君問題]

<<[ウミガメのスープ]さわらないでさわこさん

Cindyの皆さん、お久しぶりです!魔法少女のマジカです。

「誰?」と思った方も多いと思いますが、私、以前、Cindyの皆さんに助けていただいたことがあるのです。その節は本当にありがとうございました!ただ、そのことをご存知ない方々のために、今回、そのときの話はあまりしないようにします。

私のことを簡単に説明しますと、Cindyの皆さんのいる「カガク世界」とは別の、剣と魔法のファンタジーな世界「魔法世界」の住人で、魔法使いの見習いのようなものです。簡単な魔法を使えたりもするのですが、どれもあまり大したことは出来ないです。

それでですね、なぜまた今回、Cindyに来たかと言いますと……私の魔法の師匠であるマジパ姉がですね、

マジパ「ウメーソーを取ってこい。ヒントは高速移動魔法とパソコン。本とか文献とかで調べてもいいけど、周りに聞くのは禁止。でもCindyの人達には相談してきてもいいぞ。ていうかしろ」

……って、なんか訳の分からないことを言い出したんですよね……。

マジカ「ウメーソー……?何それ?どんなものなの、マジパ姉?」
マジパ「いいから取ってこい。あとマジパ姉じゃなくて師匠と呼べ」
マジカ「聞いたことないよ、ウメーソーなんて。ていうか、何に使うのそれ、マジパ姉師匠?」
マジパ「いいから取ってこいって言ってんだよ。あとマジパ姉師匠じゃなくて師匠と呼べ」
マジカ「ていうか、Cindyの人達に相談って……。またCindyの皆さんに助けていただくの申し訳ないんだけど、師匠のマジパ姉」
マジパ「いいんじゃね?別に。あと師匠のマジパ姉じゃなくてマジ……あれ?よく分かんなくなってきた。……Cindyの皆さんはこういう謎解き好きな人達だし、参加するかどうか自体は自由だし。お前も問題を解決出来るしよ、WIN-WINじゃねぇか。でもその代わり、出題者としての責任はしっかり果たしてこいよな?解説のほうは私が書いといてやるから」
マジカ「……勝手な姉だ……」
マジパ「お前に勝手とか言われたくねぇ」

……と、まあそんなわけで、訳も分からずCindyの皆さんに相談しに来ているわけなんです。
他の細かい事情とか、お聞きしたいことがあれば答えていきますので、どうか私を助けてくださいお願いします……m(_ _)m

※この問題は亀夫君問題です。マジカに質問や指示などをして、マジカの問題を解決してあげてください。
※ただし、マジカは科学の世界のことをよく知らないので、科学に関しては分からないことやあいまいな回答も多くなると思うので、注意してください。
※回答遅めです。
※今回はあまり軽めではないかもしれません。


出題者:
出題時間: 2021年7月18日 3:06
解決時間: 2021年7月20日 8:08
タグ:
魔法少女マジカ

簡易解説:魔法世界にありふれている「マジーソー」というまずい雑草に高速移動魔法をかけて特殊な状態にし、それをパソコンにぶつけるとパソコンの中に入って、文字入力画面に未確定の「w」の状態で現れる。
それを大文字の「W」に変換し、パソコンから出して魔法を解除すると、マジーソーによく似た美味な草「ウメーソー」になっている。

その発見は、私一人で抱え続けるには、少々荷が重かったのかもしれない。

科学世界に元から住んでいる人達の知識には当然遠く及ばないものの、科学世界の技術や見識には昔から強い興味を持っていた私。
科学に関する情報を可能な限り多く集めていき、魔法世界と科学世界の二つの世界の理論を融合させた独自の研究や成果を生み出すことが、魔女としての私の夢であり目標だった。

そしてある日、科学世界の日本国内で、草を「w」と表現することが一般的になり出したらしいことを知った。
パソコンの文字入力で、「笑」をローマ字の「w」と省略して表すようになり、さらにwwwwとつなげることで、草が群生しているようにも見えることから、大笑いすることを「草生える」などと言うようになったらしい。日本語とローマ字が高度に融合した、表現の妙といったところか。……え?違う?そんな大袈裟なもんでもない?

草と言われて、まず頭に浮かんだのがマジーソーだ。
魔法世界ではどこにでもある超まずい雑草だが、子供の頃、あれを面白がって妹のマジカに食わせたら、あまりのまずさにマジカにガチギレされ、その後二、三日は全く口をきいてくれなかった。それ以来、もう二度とあんな悪ふざけはしないと誓った。というか、軽くトラウマ。
とにかく、そのマジーソーとパソコンを組み合わせたらどうなるのか、と思った。

パソコンは電子やら何やらによる情報をやりとりするものらしいが、高速移動魔法で物質を魔法力の光の粒に変えた状態も、普通の物質とは明らかに違う、情報の塊のような性質を持つ。もっとも、魔法世界としても魔法力の光の粒を完全に解明しているとは言いがたいのだが。
魔法というのは人間の意識と密接にリンクしているし、科学世界で「w」を草と言うことが一般的な共通認識になり始めたのなら、魔法世界の草にも科学世界から何らかの影響が及んでいてもおかしくはないと考えたのだ。

いずれ色々な草を試してみるつもりではいるが、手始めにマジーソーに高速移動魔法をかけて魔法力の粒にし、その状態を維持したまま、とりあえずパソコンにぶつけてみた。光の粒がパソコンの表面をすり抜けて、機器の内部に入り込む。
すると、マジーソーが「w」に変化したのだ。というか、パソコンの文字入力画面に「w」の文字が不意に現れたのだ。あのときの不思議な感覚は忘れられそうにない。
科学世界で「w」が草と認識されるようになる以前にもパソコンは存在したが、その頃に同じことをやっても、こういうことは起こらなかったんじゃないか、と感じたのだ。私自身の「w」を草と同一視する思考、科学世界の知識に影響された私の思考が、私の高速移動魔法にも影響を与えたのだろうか?実際、そういったことは古来からよくあったらしい。

そこからさらに、何かやってみようとしてみて、w以外に何か余計な文字をつけたりすることのない操作で思い付いたのが、大文字にすることだ。あのときの私は、何かに駆り立てられたようになっていた。wは確定ではなく変換できる状態で画面に表れていたから、マジーソーをパソコンと融合させたまま、文字変換でwをWにする。そして魔法力の光の粒の状態のマジーソーをパソコンから出し、魔法を解いてみる。
すると、ありふれたマジーソーだったはずの雑草が、どこか立派な、見たこともない謎の草へと変貌していたのだ。

その後私は、半ば確信を持ちつつも、魔法世界にある古今東西の様々な文献を調べた。しかし、こんな草の話はどこにも見当たらない。それはそうだ。最近までこんなことは出来なかったはずだし、試みたのも私が史上初めてに違いない。
魔法世界と日本語とローマ字、三つの要素が複雑に絡み合った結果だ。

その草を色々調べたりもしたし、食べたりもしてみた。
味はマジーソーに似ているような、全く真逆のような不思議な味で、激マズのマジーソーとは違って非常に美味だった。

私はそれを「ウメーソー」と名付け、早くも論文にまとめて発表することも考え始めた。何か新しい発見があれば、それを出来るだけ早く公に発表することは魔女としての義務であり、権利でもあるからだ。

しかしそれまでは、このことを他人に話すわけにはいかない。情報を洩らすわけにはいかない。しかし私は、公表を待たず、すぐにでも他の誰かに話したくなった。新発見の秘密を抱えているという重圧を軽くしたかったのか、それとも単に早く誰かに話したかったからか。

話すとしたら、もちろんマジカしかいない。私の大事な、たった一人の家族。しかし、ただ教えるだけでなく、私と同じような手順もたどってほしい、とも思った。ウメーソーに関する情報を、結果だけでなく過程も身近な誰かと共有したいと思ったのだ。
科学世界の住人であるCindyの人達に協力を仰げば、マジカでもウメーソーにたどり着くことは出来るだろう。Cindy以外の人達には聞くなと釘は刺すが、Cindyの人達にはバレても問題ないし。というかCindyの人達にはむしろ教えたい。

で、今はそのウメーソーを使った料理で祝宴……じゃなくて、いつもの夕食中というわけだ。

マジパ「……そういうわけでさあ、近いうちに、そのウメーソーの論文書いて発表するから。もしかしたら、結構な大発見かもしれねーからさ。それまでは、私やCindy以外の誰かにウメーソーのことは口外しないでほしいんだわ」

私が、今回の経緯をざっとマジカに聞かせると、

マジカ「……そ、そんな大事なこと、今、私に教えたりしていいの……!?」

ウメーソーをつまみながら、怖じ気づいたようにそんなことを言ってきた。……なーにビビってんだか。別に……そんな、大したことじゃねーって。
私を誰だと思ってんだおめー、新進気鋭の自称天才魔女、マジパ様だぜ?

マジパ「なーに言ってんだか。お前以外の誰にこんなこと話すよ?ま……別に、口外したきゃ、してもいいんじゃね?お前がどうしてもっていうんなら、まあ別に構わないっていうかー」

私がわざとらしい乾いた笑いを漏らすと、マジカは、急に真剣な顔で私を見て、

マジカ「……するわけないでしょ?口外なんて。……それより、発表前に何か私に協力できることがあったら、何でも言ってよ。魔法の修練でも何でも、研究に協力するから」
マジパ「……お、おお?お前が魔法の研究に自分から協力したいだなんて、珍しいこともあるもんだな」
マジカ「いいから!マジパ姉一人じゃ大変でしょ?私だって、魔法少女なんだからね!」
マジパ「……ああ、そうだな。あと、マジパ姉じゃなくて師匠だから」
マジカ「分かりました、マジパ姉様!」
マジパ「師匠だから」

私は、手元のウメーソー……ではなく、比較用に持ってきたマジーソーをつまんだ。
やはり呆れるほどまずくて、まさしくこれは、

マジパ「…………草」

裏設定(質問された場合は答えるつもりだったことも含む)

・マジカ:本名マジカ・ル・ガール。科学世界換算で14歳前後。見習い魔法少女で、姉のマジパなどの指導のもと修行中。魔法はまだ未熟で、格闘能力のほうが高かったりする。その点を本人も気にしている。性格は素直で純粋、少し天然。
・マジパ:本名マジパ・ネ・ガール。科学世界換算で18歳前後。通称マジパ姉。マジカの魔法の師匠。魔法少女を経て現在は魔女として活動中。魔法の研究や論文発表、魔法少女の指導、事故・事件を魔法により解決することなどが仕事。若年ながら新進気鋭の天才魔女と呼ばれることもあるぐらいの功績を既に残しつつあるが、それをマジカにひけらかしてウザがられることも多い。性格はチャラい自信家、しかし根は良い人(多分)。あと礼儀とかルールとかは気にする。
・マジカとマジパは実の姉妹だが、両親はマジカがまだ物心つく前に事故で他界しており、現在は結構広い自宅で二人で暮らしている。互いに大切に思ってはいるが、気持ちが噛み合わないことも多い。

・高速移動魔法:体を魔法力の光のような状態に変えて、高速で移動する魔法。魔力や技量にもよるがかなり早く移動出来る。普通は自分の体にかけるが、物とかにかけて素早く動かすことも出来る。が、自分の体に比べて制御しづらいし普通はしない。マジカは最近まで出来なかったが、今日マジパのスパルタ指導で、自分の体にかけることや、物体にかけることも出来るようになった。
・テレパシー:Cindyとの交信に使っている魔法。魔法の中でも簡単なほうで、魔力もほとんど使わずに済む。普通に話すのとあまり変わらない感覚。
・科学世界と魔法世界で当然言語は違うが、Cindyと通じているときは、テレパシーの過程で適当な日本語や和製英語に変換されるようになっている。そもそもテレパシーは細かい意思を飛ばす魔法なので、言語はあまり関係ない。またマジカは、テレパシーとは別に、片言の日本語や英語なら話せなくもない。

・問題文の会話をする前、マジパは夕食の仕込みをしていたが、マジカのほうを振り向かずに料理し続けていた。また普段のマジパは、特にマジカに対しては軽々しい馬鹿にしたような言動が目立つが、今日のマジパからは、どこか緊張したような、余裕がないような雰囲気をマジカは感じ取っていた。


出題者:
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パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy