終生

[ウミガメのスープ]

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以下はとあるミステリ作家が作った新しい作品の一部、ケンゾウが殺人の罪を告白する部分である。

突然の告白で君たちも驚くことだろう。無理もない。
昨夜探偵さんに目星をつけられてしまったようだ。ばれてしまったのなら仕方がない。
ここに宣言する。ユキさんを殺したのは私だ。長年愛した仲であったのに、不倫をした彼女が許せなかった。私をただのATM扱いして、いないところでは遊び歩いていたなんて。 こんな罪は死を持って償うしかないだろう?私の頭にはこれしか浮かばなかったんだ。
申し訳ない。狂った私を許してほしい。

――――
ミステリ作家は筆を置いた。描写に頭を悩ませているのだ。人が罪の告白を行う大事な部分であるのに、いまいち納得がいかない。実を言ってしまうと、犯人はケンゾウではない。真犯人が彼に白羽の矢を立てたのだ。この事実を読者に意識させないようにすることが作家の腕の見せ所ではあるのだが・・・。

作家は試行錯誤の末に完成させた原稿用紙を、郵送しないことにした。それは一体なぜか。


出題者:
出題時間: 2021年9月11日 22:58
解決時間: 2021年9月11日 23:18
© 2021 Duffy 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「終生」 作者: Duffy (Cindy) URL: 
タグ:
惑星シリーズ

・・・
作家は頭を悩ませていた。巷で話題になっているユキさんの殺人事件の真犯人であるからである。自身とは別の男がいた彼女をつい刺してしまったのである。不倫相手なんて、警察にはすぐに判明し自身はお縄になる運命であることはわかり切っている。何か策を立てなければ。そう思い彼は彼女の夫、ケンゾウを犯人に仕立て上げることにした。
試行錯誤の末ケンゾウがユキを殺害したと示唆させる遺書を書き終えた彼は、ケンゾウの殺害方法について考える。そこで思いついたのが宅配業者になりすます方法である。彼は変装をし、原稿用紙を郵送せず自分の手で持って行った。
ドアを開けたケンゾウの眼には、ロープを持った宅配業者が映った。

(Saturn-終生/惑星シリーズ⑤)


出題者:
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パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy