【石ますか？リサイクル】illuminates the way to Shangrila

宝石のコレクションが自慢の女。
普段は、盗難が不安なので同じデザインのイミテーションをつけているのだが、イミテーションと言っても高級素材を使った精巧なもので、そこそこ高価である。
しかし、一番気に入ってよくつけているジュエリーだけは、お世辞にも出来がいいとはいえない、安っぽいイミテーションだ。
なぜ彼女はそんなことをしているのだろう？

＊Q3 セルフリサイクルです

：夫がそれを買ってくれたことを覚えているか確かめたかったから。
あなた、たくさんの宝石を買ってくれたわよね。とても感謝しているわ。
でも、知ってた？私が一番大事にしているのは、あなたが最初のお給料で買ってくれた、この小さなネックレス。
もちろん、たいした値段ではないから、これは本物をつけていても良いのだけれど、どうしてもなくすのは嫌だったの。

だから、安いイミテーションで似たようなやつを買ってつけてみたわ。
でも、あなたは何もおっしゃらなかった。
誰が見たってわかるような偽物なのに。デザインだってちょっと違うのに。
でも、気付かないのね。
だから、気付いてもらうまでつけていることにするわ。

あなたは自分が選んだものにはもう関心はないの？
「君のために好きそうなのを何軒も回って選んだんだ」って言ってくれたのに。
それとも、私にはもう関心はないの？