【石ますか?リサイクル】As God has shown us

[亀夫君問題]

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「一つ積んでは父のため・・・二つ積んでは母のため・・・」

そんなことをぶつぶつ言いながら、目の前で石を積んでいる子供がいる。
ここはいったい・・・?私は何を・・・?

*これは亀夫君問題です。「私」に対して質問をしてください。
 YES/NOで答えられる以外の質問もできます。
*途中で答えるべき質問を提示することがあります。それに応じて、FAも付けます。
*一応マルチエンドですが、よほどのことがない限り、バッドエンドにはなりません。ノーマルエンドはあり得ます。
*Q10 メラさんのリサイクルです。


出題者:
出題時間: 2021年10月8日 18:19
解決時間: 2021年10月8日 22:20
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転載元: 「【石ますか?リサイクル】As God has shown us」 作者: gattabianca (Cindy) URL: 
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ここはいったい?…「私」の視察出張先で、「私」の機関が支援している学校建設予定地。学校は立っていない。

なぜこんなことが?…受託企業の不正により、子供たちが搾取されて工事に従事している。

この歌はいったい?…この工事の完成は親のためになる、と子供たちは騙されて働かされている。

私は何をすれば…上部機関と相談し、不正を摘発する。(細かい方法は不要であるが、直接現地の業者や政府と掛け合っても埒が明かないので、その場合はノーマルエンドとなる。)

逆瀬川雲雀: gattabiancaプロフィールのキャラ欄参照。過去問の設定どおり、国際協力機関の職員。本問においては33歳の第一線現場職員である。
この任務は現地の業者や地元議会の反対を押し切って行っていることなので、危険を伴っている。
そのため、最初名前を聞かれてもニアウリ氏の助言で偽名「ポロロッカ」と答える。質問により、質問者が業者や地元とのつながりがないなど安心できる状況が明らかになった時点で、本名を明かす。

ニアウリ・ティートゥリー:現地採用職員で、逆瀬川のアシスタント。今回の出張先であるホヌ地区の出身であり、通訳も行うが、現地事情に詳しい。今回の視察が地元の反対を受けていることを考慮し、相手が信用できるまで逆瀬川に実名を明かさないように助言したり、議会への直談判は意味がないと指摘したりするなど、地域の実態を踏まえたサポートを行なっている。

ホヌ地区の子供たち:本来学校に通うべき年齢だが、業者の不正によりその学校の建設に従事している。
なお、口ずさんでいるのは地元の童歌だが、実際に業者に言われたことともつながっている。内容はニアウリ氏に訳してもらった。

私は逆瀬川雲雀。国際協力機関で働いている。
 今は、支援対象のシンディア国現地事務所に駐在し、地元に学校を建設するプロジェクトの担当者をしている。
 建設を予定していた学校は全部で12校。どこも、素晴らしい校舎と笑顔の子供たちの写真の入ったレポートを提出して来ているのだが、唯一、ホヌ地区からだけレポートが上がってこない。
 地元業者に連絡を取っても、作業が手間取っているとか災害があったとか何やかやと理由をつけて送ってこない。
 業を煮やした私は、強行に反対する地元自治体を押し切って、現地出張に来た。
 通訳がわりの現地出身の部下、ニアウリ・ティートリー君と、彼のアドバイスによるガードマン二人を連れての出張だ。
 
 現地に行ってみたら、なんと、その学校は影も形もなく、それどころか、学校に通うべき年齢の子供たちが、石を積んで作業をしている。
 
 ここはいったいどこだ、と子供たちに聞くと、学校の建設予定地だと言う。
 
 なぜこんなところで作業をしているのか、と子供たちに聞くと、受託建設業者のカメーズコンストラクターが、自分たちの勉強する所は自分たちで働いて建てろ、それがお父さん、お母さんのためにもなると言われたと述べた。
 どうやら、カメーズはこの子たちの親に「勉強させながら少し仕事も手伝ってもらっている」というような説明をしていたようだ。
 僅かながら現金(もちろん正当な賃金には遥かに満たない)額を前払いすることで、親を信用させたようだ。
 ありえない。当然だがカメーズは人件費も計上した明細書と、人権に関する国際基準を満たしているという証明書を送って来ている。
 つまりこれは不正だ。
 金をピンハネしているわけだし、偽造した証明書でうちの機関の事業を受託した。 
 これでは、国際的なうちの機関の評判も落ちかねない。
 いや、そんなことは正直どうでもいい。
 子供たちの将来が少しでも明るいものになるよう、学校建設を支援しているのに、その子供たちから搾取を行うなんて、憤りを禁じ得ない。
 
 地元議会に訴えに行くか。しかし、それはニアウリ君に止められた。
 議会と業者も癒着している可能性がある、しかもそうした場合、私の身も危ないという。
 まあ、実際ここに視察に来ること自体、相当危険な行為だったと聞いている。
 
 なんてことだ。私はどうすればいい?
 皆さんの助言を受けて、私は早速日本の本部に連絡した。もちろん子供たちの様子の写真も添えてだ。
 本部はすぐに動いてくれた。
 政府を通じて、シンディア国政府に働きかけてもらい、不正の実態を明らかにしてもらった。
 その結果、カメーズコンストラクターは厳しい処分を受け、うちの機関は入札を行なって新しい受託業者を決定した。
 (ちなみに、しばらく現地事務所にはカメーズ関係者からと思われる嫌がらせが続いたが、それも数か月したら治まった。どうやら逮捕された者もいたらしい。
 まあその期間は私もガードマンなしで外出はできず、だいぶ不便だったのだけれど。)
 
 数か月経って私は日本の本部勤務に異動になった。
 正直、私は現場の仕事が好きで、本部勤務なんかは好きじゃないのだけれど、それが命令なら仕方ない。
 
 本部の仕事にも慣れた頃、メールを開けたら、ニアウリ君から写真付きのメールが届いていた。
 新しい綺麗な学校で、楽しそうに勉強する子供たち。あの時石を積んでいた子たちだ。
 
 私はとても満足した。

[ポロロッカ]アマゾン川を逆流する潮流。逆瀬川という地名(兵庫県)にも川の逆流という由来があったようだ。
[ニアウリ][ティートゥリー]いずれも南国原産の芳香植物の名前。エッセンシャルオイルとして使われる。
[ホヌ]ハワイ語でウミガメ。


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パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy