【石ますか？リサイクル】like it's a catwalk

えげつないゴツゴツの石畳でヒールを取られかけて、何度も転びそうになるシューフェティッシュカメコ。
「まあ、こんなもんでしょ？石畳が怖くて靴好きが辞められるかw」と動じない。

しかし、それよりだいぶましな、少し溝があるぐらいの石畳にヒールを引っ掛けた時は、「もうっ！！なんなのよこれ！！」とブチギレたという。

別にどちらの時も履いていたのは同じぐらい高価なピンヒールだ。
どうして態度が違ったのだろう？

＊Q12 セルフリサイクルです。

元々そういうものである旧市街の石畳は仕方ないとして、イメージ重視でわざと歩きにくくしているショッピングセンターの石畳は納得いかない。

私はカメコ。セレクトショップのオーナーをしている。

美しい旧市街で知られるこの街。行きつけのヴィンテージショップが何軒かあるので買い出しに来たり、たまにはショーに参加したりもする。

旧市街の石畳はボロボロの所が多く、かなり歩きにくい場所もあるが、それも古い伝統と文化に裏打ちされた街の個性の一つだと受け入れている。

（まあ本当に荷物が多い時はフラットシューズで行くけれど、ある程度お洒落してないと入りづらい所があるのも事実だ。）

しかし、たまには中心部から離れた、アウトレットの入ったショッピングセンターに買い付けに行くこともある。

こちらは、２０世紀になってから開発された新市街だ。

だから、そんな石畳はないはず…ぎゃっ！いて！

「ちょっとー！新しく作った街なのに、なんでこんな雰囲気だけ真似して歩きにくくしてるのよっ！普通の舗装にして！！」