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Des mots de tous les jours

[ウミガメのスープ]

エルは職場で知り合った男性、マイと結婚した。
マイは仕事のできる素敵な女性で、趣味もエルと共通しているし、おまけに偶然にも同郷だった。
二人は家事もきちんと分担し、とても幸せで、お互いの思いは100%分かり合えている…つもりであった。

しかし、ある時、マイが自分の言ったことを理解してくれなかったことで、エルは急に恥ずかしくなった。
どういうことだろうか?

*この問題はエルナトさんの登録4周年をお祝いしたものです。
 問題としては通常のウミガメです。

*登場人物「エル」はgattabiancaの創作した人物で、実際のエルナトさんとは一切関係ありません。たぶん。


出題者:
出題時間: 2021年10月16日 21:03
解決時間: 2021年10月16日 22:20
© 2021 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「Des mots de tous les jours」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/6557
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stamp これまで方言だと信じていた言葉が、家族でしか通じない言葉だった。

地方の陸亀市出身のエル。
エルの家では、食べ終わった食器を洗う前に水につけておくことを、「かめる」と呼んでいた。
これまで、エルは、家に来た友人などに「あ、食べ終わったらお皿かめっといてね?」とつい言ってしまっては、「何それ?」と言われて通じず、地元の方言だと

「あ、食事おいしかったよ。お皿は僕が洗うから、かめ…(しまった。でも、マイも同じ陸亀市出身だものわかってくれるよね。)かめっといてね。」
「え?」
「え?」
かめるって何?」
「陸亀の言葉じゃないの?」
「違うよー。うち、両親とも陸亀出身だけどそんなの聞いたことないよ?」

そこではっと気づいた。
地元にいる間、家庭内以外で、「食べ終わったお皿を水につけておく」シチュエーションにぶつかったことがない。
だから、その言葉を使ったこともなく、通じないのは「方言だから」だと思っていた。
しかし、これが同郷のマイに通じなかったということは、これは謎の「うち語」ではないか?
そう思ったら、これまで友人たちに「えー、陸亀ではみんな言ってるし。」と胸を張って言い返していた自分が、急に恥ずかしくなったエルであった。

*初めてこの駅どこだ?を拝見したときに、この方の頭の中はどうなっているのだろうと衝撃を受けました。
 その他、小説を読むような亀夫君から軽妙洒脱なウミガメまでという出題引き出しの多さ、参加者とのウィットに富んだやり取り、絶妙な言語センス、しかも数学得意…と、あまりの「守備範囲の広さ」に、この方に死角はあるのか?と思ったものです。
 Happy 4th Anniversary エルナトさん!


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy