Je suis sur un piédestal de cristal

[ウミガメのスープ]

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「私を見つけて」

見知らぬ少女に突然そう言われたトキオ。
「は…?」と呟くと、少女はちょっと驚いてトキオにさらに言葉を重ねた。
「あなた、私が見えるのね!お願い、私の体を見つけてほしいの!」
不可解なことを言う少女をよく見ると、その体は透けていて、足がない。…幽霊である。
逃げようとするトキオに少女は「待ちなさいよ!聞いてくれなきゃ一生付きまとうから!トイレにもお風呂にもついていくわよ!」
恐ろしいことを言い始める少女に、トキオは渋々、少女の話を聞くことにした…。

*この問題は亀夫君問題です。
「トキオ」に成り切って、少女と話をしてください。また、少女の姿や辺りの様子を観察したり、行動を取ったりすることもできます。
途中、少女と一緒に場所を移動することもあります。
*参考にした元ネタ・要知識要素もありますが、一般常識の範囲で解けます。
*この問題は「メライクル」を通じてメラ様からご提供いただいたものです。メラ様、どうもありがとうございます。


出題者:
出題時間: 2021年11月22日 21:00
解決時間: 2021年11月22日 21:27
© 2021 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「Je suis sur un piédestal de cristal」 作者: gattabianca (Cindy) URL: 
タグ:
亀夫君問題

少女が人魚であることを突き止め、「魚」部門に体があることを見つけてあげたらFA。

少女は人魚。つまり人魚の幽霊である。
名前はマリア。17歳。有名な「人魚姫」の姉である。
足がないのはもともとで、本来そこにはヒレがある(が、幽霊なのでない)。
不死であるはずの人魚の「死んだ体」など通常ないので、「魚」だと思われて魚と一緒に放置されていた。

なお、この世界観での幽霊は、上半身はまだ透けているものの、体は「ある」。
探すべき「体」は主に下半身。
その体は、生き物の種類ごとに保管されている、という設定である。
体が見つからないうちは、「幽霊」としてこの世に残らなければならず、天国には行けない。

「あの子バカよね」少女は語った。

「人間の男に恋をして、私たちの自慢の声も失って。あんな足なんて何がいいのよ。それで結局捨てられちゃうなんて、悲しすぎるじゃない。」

「でもどうしてかな。私の好きになった人も人間だったんだよね。だけど、私は、人間になんてなろうと思わなかった。私は、今のままの人魚の体と声で愛してくれなければ、嫌だと思った。どうせ無理だろうと思ってたけど。」

「でも、彼、僕なんかで良ければ、って付き合ってくれたの。ほんとに嬉しかったな。」

「人間と心から愛し合って結婚したら人間になれる、人間と同じように寿命のある存在になれる、っていうのが私たちのさだめなの。そのために妹は人間の姿になったんだけど、私は人魚のままで寿命のある存在になったのよね。あの子の夢を叶えられた。嬉しかった。」

「だけど、そんな幸せも束の間、私と彼は事故にあって、命を落としてしまった。彼の体はすぐ見つかったけど、私の体は見つからなくて。困ったわ。体が見つからなければ、一緒に天国に行けないの。そのために私は人間になったのに。」

「まさか自分の体が魚と一緒にされてるなんて思わなかったわ。おかしいわよね。まあ人魚が死ぬ、なんてことは滅多にないから、仕方ないけど、解体された後のマグロの隣に置いておかれるなんて、ひどいわw」

「でもトキオさん、見つけてくれてありがとう。これで彼と一緒に向こうの世界に行けるわ。あ、あれが私の彼のテオ。ナイスミドルでしょ?」

テオと呼ばれたその男は、僕に向かって軽く頭を下げた。
人は良さそうだが、中肉中背、少し髪の薄い、どこにでもいるような中年男性。
それでも彼女にとっては、誰にも勝る王子様なのだろう。
仲良く手を取り合って、文字通り「消えていく」二人を、僕は羨ましそうに見つめていた。

ここは漁港で知られる港町亀浜市。
トキオ(21歳学生)は帰省している。

テオ(亀井建雄氏)はこの街に拠点を置く遠洋漁業船主で、遠洋漁業先で人魚のマリアと知り合った。
二人でこの街に戻ってきたときに、交通事故で二人は命を落とした。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy