うーん、これは粗大ゴミかな？

ゴミ出しの日はいつも早起きをしてゴミを出すことにしているカメオが、何かを間違って捨ててしまった訳でもないのにその日ゴミを出さなければ良かったと後悔したのはなぜ？

とあるアパートで一人暮らしをしているカメオはその日、いつものように早起きをしてゴミを出し仕事へ向かった。
夕方、恋人のカメコから連絡が入る。昨日は会えなかったから、今日遊びに行っても良いかと言う内容だった。
OKと返信し仕事を終え家に帰ると、間もなくしてカメコが家にやってきた。

「やっほー、ご飯買ってきたから、私作るね！」

買い物袋を自慢気にカメオに見せて、カメコはキッチンへと消えていく。
その間にカメオは部屋着に着替えて、カメコの優しさに甘えリビングでのんびり待つことにした。
するとしばらくして、暗い顔をしたカメコがリビングにやってくる。

「ねぇ……昨日は急な出張で泊まるから家にいないって言ってたよね？ 何処に泊まったの？」
「え？東京のビジネスホテルに……なんで？」
「ふうーん。そっかぁ、カメオは東京のホテルからわざわざ朝家のゴミを捨てに戻ってきたんだね」
「え？　あ、えっと、え？」
「……本当は昨日、この家に誰と居たの？」

＊＊＊要約＊＊＊
カメオがカメコにゴミ出しの日の朝は家にいないと伝えていたのにゴミ出しをしてしまったことで、
家に１週間分のゴミが無いことに気付いたカメコがカメオの浮気に気付いたから。