豊かさを求めて

ある村で生まれ育った青年は、やがて村の外で働くようになった。彼の稼ぎのおかげで、村は少しずつ豊かになっていったのだが、村人達は青年を殺してしまった。

なぜだろう？

◼要約

村人のために義賊として盗みを働くようになった青年に懸賞金がついたので、大金に目が眩んだ村人達は、懸賞金欲しさに青年を殺してしまった。

◼解説

貧しい村で生まれ育った青年は、村の外で悪徳な商人や有力者から盗みを働く義賊となった。青年の稼ぎのおかげで、貧しかった村も少しずつ豊かになった。

しかし、青年はいつからか権力者の怒りに触れ、生死不問のお尋ね者となり、村人のために犯行を重ねていくうちに、その懸賞金額は増えていった。

やがて、青年の首にかけられた懸賞金は破格となり、大金に目が眩んだ村人達は、青年から受けた恩を忘れ、無情にも青年を殺してしまったのだ。