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泡沫サイダー

[ウミガメのスープ]

高校生の深田は、クラスメイトの稲葉さんに愛の告白をしたのだが、こっぴどくフラれてしまった。

すっかり意気消沈した深田は、気分転換に炭酸飲料でも飲もうと思い、ため息をつきながらも自販機に小銭を投入し終えた。しかし、サイダー缶のボタンを押そうとしたところで考え直し、釣り銭返却レバーを引いて小銭を回収すると、そのまま何も買わずに自販機から立ち去った。

これは、深田がまだ稲葉さんのことを諦めきれないが故の行動なのだが、一体どういうことだろうか?


出題者:
出題時間: 2022年4月12日 20:17
解決時間: 2022年4月13日 7:08
© 2022 つむじ風商会 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「泡沫サイダー」 作者: つむじ風商会 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7199
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深田から稲葉さんへの通算10回目の愛の告白は案の定失敗に終わり、深田は気分転換に炭酸飲料でも飲もうと100円玉を自販機に投入した。しかし、何度100円玉を投入しても、釣り銭口から返ってきてしまう。ため息をつきながら別の100円玉を自販機を投入すると、今度は正常に投入された。

サイダー缶を買おうとボタンを押しかけた深田であったが、「何度投入しても戻ってくる100円玉」と「何度告白してもフラれる自分」が心の中でダブって見えた。そして、「自販機に投入された別の100円玉」と「稲葉さんに告白を受け入れられた別の男」の姿も重なり合った。

稲葉さんのことをまだ諦めきれない深田は、変なジンクスを作ってしまうことを避けるために、一度は投入された100円玉を釣り銭返却レバーで取り戻すことにしたのだった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy