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春風

[ウミガメのスープ]

マミが昔の恋人のタクロウと一緒に砂浜を歩いている。
「そういえば、ここでタクロウと海を見てたことがあったな」マミがそうつぶやく。
しばらく止んでいた春風が吹いてくると、タクロウはマミの髪をそっと撫でてその場にとどまった。
しかし、マミは足を止めることも振り返ることもせずに歩み去った。
いったいどういうことだろう。


出題者:
出題時間: 2023年1月15日 22:01
解決時間: 2023年1月15日 22:19
この作品は
CC BY-ND 4.0
の下で公開されています。
転載元: 「春風」 作者: GoTo_Label (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8296
タグ:

ひとりで砂浜を歩く、老齢に差し掛かった女マミ。
少し離れた上空で散骨された、見えないほどのタクロウの骨のかけらが、風に乗ってマミの髪に落ちてくる。
しばらく髪にとどまったかけらは、ふたたび吹いてきた風に吹かれ、髪に沿うように舞って砂浜に落ちた。

これらに気づくことなく、マミは砂浜を歩み去っていった。


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy