うやうやしく自らの頭上にゴミ箱をのせる女。
いったい何故そんなことを?
*Q2 裏庭🐓🐓2さんのリサイクルです。
転載元: 「【いただきますか?リサイクル】a superwoman chick, you know that I am」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/8880
*モデルウォークの練習に使えるものがそれしかなかったから。
紗里は売り出し中のモデルだ。
モデルと言ってもまだ駆け出し、雑誌や動画の広告の仕事が時々入る程度である。
しかし、いつかはランウェイに出たいという夢がある。
そのため、ウォーキングの練習は欠かせない。
姿勢良く、胸を張って、頭を動かさず颯爽と歩く。
そのためには、頭に本を乗せて歩くと良いと聞いたことがあるが、薄給でワンルームで暮らす紗里の部屋にはそんな大きな本などない。
何か代わりになりそうなものはないかと部屋を見回したが、お金もないので、ほとんど物がない。
あ、ゴミ箱。
うやうやしくそれを頭に乗せると、華やかなランウェイをイメージしながら、狭い部屋をぐるぐると歩き続ける紗里なのだった。