閲覧者数: ...

〇〇〇

[20の扉]

A-3-B-1-C-3-D-1-E-1は?

※質問制限「10回まで」とします。難しいようなら、途中で「20回まで」に変更します。


出題者:
出題時間: 2018年3月23日 19:21
解決時間: 2018年4月14日 18:09
© 2018 灰色ヤタガラス 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「〇〇〇」 作者: 灰色ヤタガラス (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/953
タグ:

各アルファベットのあとの、3,1,3,1,1,という数字の並びから見えてくるのは、2番目と4番目と5番目の1という数字が、1番目と3番目の3という数字に比べ2つ小さいことである。

逆のパターンで、2番目と4番目と5番目の数字が、1番目と3番目の数字より2つ大きいものを考えてみる。
そうすると、「短歌」の「5,7,5,7,7」が考えられる。

これを、A,B,C,D,Eに順に当てはめてみると、つまり、A=5,B=7,C=5,D=7,E=7と「代入」すると、5-3-7-1-5-3-7-1-7-1となる。
これは一体何だろうか。

短歌は5-7-5-7-7で構成されるが、たとえば、最初の5と次の7の間には、何もないわけではない。音楽でいう「休符」のようなもの、休みのポイントがあるのである。それも、5拍に対して、その5分の1の休符ではなく、よく聴けば、5拍の5分の3の、3拍分の休符があることが分かるのである。
その次の7と、さらにその次の5との間はどうか。今度は、1拍分の休符があることが分かる。

具体的には、
「天(あま)の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に出(い)でし月かも」
という短歌では、
「あまのはら」と「ふりさけみれば」のあいだには3つの休符、「〇〇〇」があり、「ふりさけみれば」の次には「〇」があり、それらをすべて当てはめてみると、
「あまのはら〇〇〇ふりさけみれば〇かすがなる〇〇〇みかさのやまに〇いでしつきかも〇」
という、リズムになっている。ゆっくり発音してみれば分かるはずである。

要は、5拍に対し3拍、7泊に対し1泊と、合わせて8泊になるようになっているのである。
すなわち、短歌(および俳句)のリズムの本質は、8拍子、もしくは4拍子なのである。そこから、5に対しては3が、7に対しては1が対応してくる。字余りで5が6になったときは、3から1つ減った2が対応し、同様に7が8になれば0が対応して、それぞれの箇所でリズムを保つのである。

長々と書いたが、問題の答えとしては、「A-3-B-1-C-3-D-1-E-1」=「5-3-7-1-5-3-7-1-7-1」であり、これは5-7-5-7-7を別方向から解釈したもので、すなわち「短歌のリズム」、ということである。

(本当はA,B,C,D,Eのようなアルファベットではなく、〇など、当てはめるというに適切な記号を使うべきであったかもしれないが、アルファベットとかの文字にひらがなを当てはめるというのはよくある形式だし、ひらがながいいなら数字もいいだろうし、〇は解説の一部で使ってしまっているので、無理だった。
けど、だったら「?」とか使えばよかったかもしれない、と出題後に思いつき、今から後悔。けど出さないと気づかないようなことも多いから仕方ない……?
Cindy要素は、さるぼぼさんのチャットルーム「5-7-5」)

答え:短歌のリズム(もしくは、単に「短歌」)


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
Donate using Liberapay
Avatars by Multiavatar.com
Cindy