あまら のプロフィール
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あまら
登録日時
2019年4月23日 18:01
最終ログイン
2019年4月27日 1:01
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10(34)
称号
プロフィール

自分語りです。
【2019 GW特別企画】ウミガメのスープ七変化 のメイキングと反省点について書きました。
問題のページの文章量が膨大になってしまったもので・・・

作問の基本方針 (本問題限定)

  • 人間以外の生き物を登場させない。
  • 非現実要素を持ち込まない。
  • 正解に必須な重要人物はすべて問題文に出す。
  • 救いのない結末は避ける。

作問計画書

  1. 解説をたくさん思いつける問題文【問題0】を用意する。
  2. 解説を考える。徹底的に考える。水平思考の見せ所その1。
  3. 解説を整理し、まとめられるものをまとめる。
  4. 解説の説明をさらに充実させる。水平思考の見せ所その2。
  5. 各解説の説明を眺めつつ、問題になりそうなネタを拾う。
  6. ネタを元に作問する。
  7. 作問がうまくいったら出題。

実際の経緯

  1. 【問題0】を「所要時間」についての問題文にすることを決定。「道のり=速度×時間」(いわゆる「みそじ」)に落とし込んで考えることにより、解説の出し漏らしが防げると思ったためである。
  2. 【問題0】の文章を具体的に決める。「今日はいつもより時間がかかった」だと謎っぽくない(個人の感想)ので、「今日はいつもより短時間」にした。移動は誰でも想定しやすいように「徒歩」に決定。「所要時間10分→5分」は、徒歩利用に無理がない・所要時間の短縮に誤差要素が少ない・実現性が高い・半分というインパクト・質問と回答のしやすさ等を考えたら、これ以外にないと思った。
  3. 解説を考える。前述の「みそじ」より、基本パターンは「道のりが短い」「速度が速い」のいずれか、または両方である。加えて「言葉のトリック」について考えれば、たいていの解説は網羅できると思った。この時点で12項目が並ぶ。
  4. 解説の内容を分析し、まとめられるものをまとめる。例えば、最初は「乗り物利用」と「徒歩以外の行動(走る)」が分かれていたが、「徒歩以外の手段」にまとめた。結局6項目になり、実質的に〔解説A~F〕が決定する。
  5. 各解説内の小分類を考えつつ、さらに内容を充実させる。この時点で〔解説B〕(スタート地点が違う)に含まれていた「外泊」と、〔解説F〕(徒歩中に日付変更)の境界が曖昧であることに気づく。具体的には「途中の公園で休んでいたら寝落ちして日付が変わった」という解説をどちらに入れるべきか迷った。〔解説F〕は「言葉のトリック」という位置付けであったため、「道のりが短い」から発想した解説と一緒にしたくなかった。そこで【問題0】に「自宅から」という言葉を加えて【問題1】を生成し、成立しなくなった〔解説F〕と、〔解説B〕の外泊要素を削除することにした。
  6. 各解説からネタを拾う。〔解説A〕より遊泳(最初は「おんぶ」だったが諸般の事情で却下) 〔解説B〕より広大な自宅 〔解説C〕より改札口の新設 〔解説D〕より本人の都合 〔解説E〕より人混みをピックアップ。
  7. ネタを元に作問する。ネタそのもの(遊泳)を当てればだいたい解決できる問題として【問題2】を作成。【問題3】~【問題6】はネタを問題内で明かし、その状況下で生じた謎を当ててもらう形式にした。主人公の名前は、質問の判別の助けになるよう問題ごとに変えることにした。似た名前や見慣れぬ名前があると混乱するので、苗字ランキングの100~300位から(← ここにはたいした意味はない)「互いに文字被りがない」という条件で7つの苗字を持ってきた。
  8. 5問連続出題を検討する。ただし、テイストの近い問題が5問並んでいてもあまり連続出題の意味がないので、1問目に【問題1】の解説5種類当てを加え、作問のネタばらしを兼ねるGW企画(間に合わなければ夏休み企画)にしてみようと思った。
  9. 〔解説F〕を当ててもらうことを検討する。ちょいと欲が出た。【問題7】まで用意できればタイトルに「七変化」が使えるという目論みもあった。【問題1】で正攻法の解説を考えてもらい、さらにそれらを元にした「正統な(?)シチュエーションパズル」を解いてもらった結果、参加者の水平思考は正統方向を向いているはずである。「付け足した言葉が『自宅から』である」ので、そこから真っ先に想起する解説も「自宅じゃない」であろうし、ここで「言葉のトリック全開の解説」になるとは思いにくいだろうと期待した。少々不親切ながら【問題0】の全文は書かずに済ませることにした。省スペースのためでもあるが、文章を目の前に置かないことによる「考えにくさ」に期待した部分もある。
  10. 出題順の決定。【問題2】以降は【問題1】のネタバレになっているので、どうしても最初に【問題1】を出す必要がある。また、【問題2】以降にどの解説からネタを取ったかを明記することにより、問題のヒントと解説の説明を兼ねさせることにした。【問題1】を晒して出題する都合上、問題の特異性は公開状態になる。展開が読めずに参加を躊躇する方もあろうかと思い、参加して下さった方へのサービスとして【問題1】の正解は最大5個の大盛りにした。

反省

【問題1】
もともとサービス問題の位置づけであり、軽く通過できた方が多かったので良かったと思う。想定内の質問がほとんどで、自分としては満足である。

ただし、「タカノさん」を複数の人物と見なす想定外の発想を得た。
場合によってはアンフェアとなることと、回答がものすごく難しくなることが予想できるので、かなり扱いづらいテーマだと思った。


【問題2】
事故要素を当てていただく所までは良いとして、落下や吹き飛びでは成立しない合理的な理由に乏しかった。
一応「服の少々の汚れや破れなら、隠すこともできるので電車くらい乗れるし、店で服を買うことも可能」と考えてのことだったのだが、ちょっと独断的だったかもしれない。
後になって気づいたが、問題文に「会社に連絡もせず」という一文を入れておけば、携帯電話等の水没にたどり着きやすかったかな、と思った。


【問題3】
最小限の回答ではどうしても誘導しきれなかった。
南門を使わなければならない理由が北門の方にあったことを当てていただきたかったのだが、「使わなければならなかった」の「must感」があまり伝わらず、積極的に南門を選んだように受け取られてしまった。
しかもその状態でも「ダイエット」というワードが出てしまう。
いっそ北門が使えないことを明かすべきだったのだろうか?


【問題4】
私の中では「当たり前問題」という名がついている。
所要時間が変わらないので遅く出たら遅く着く、ただそれだけの話なのだが、現実においては「便利になったからその分早く着く」ことがあり得るため、うまく錯覚させたらしめたもの、と思った。
単純な構造なので誘導に苦労することもなく、ある意味今回唯一の成功作。
作問は、問題文の練り上げも含めて、多分1時間もかかっていない。

ちなみにこの解説は、普段より5分遅く会社に着く設定なので、「いつもの登社時刻が始業の5分前以降」ならば成立する。
「出入口が乗った側の逆なので、遅く乗ると電車から降りにくくなる」という答えは、面白いのだが今回はNOとした。せいぜい1分程度の差しかないと考えたためである。

なお、電車1両の長さはJRの在来線で約20mだそうで、最長の15両編成(東海道本線・総武本線など)だと1本300mとなる。
一般成人の歩行速度は時速4km(不動産の徒歩時間表示の規定)とされていることを考えると、5分で333m歩けることになるが、あくまでも「標準」である。
実際はもう少し短い編成の電車の方が圧倒的に多いとは思うが。


【問題5】
心情当て風問題。
この解説に納得できるかどうかは、主人公に感情移入できるかどうかにかかっている。(ような気がする。)

この問題については、初めから「職業は重要か?」「重要人物はいるか?」の質問が出た時点で「無職」「家族が重要」をオープンにするつもりだった。
特に「職業」はとても重要なのだが、「職業が重要」とだけ回答すると「職業当て」が始まってしまう確率が極めて高い。
「無職」を当てるのも職業当てには違いないが、扉問題ではないので、今回は時間と労力の無駄と考えた。
・・・この発想が他の問題に行き届いていなかったことは、全体を通した反省点である。


【問題6】
追記の理由は、最初の問題文では「ミヤケさんは交通規制のかかっている車道を歩き、ネモトさんは混んでいる歩道を歩いていた」という現象的状況にたどり着いてしまうと、そこで正解にせざるを得なかったからである。
だが、例えば解説にそれしか書いていなかったとしたら、参加者は納得するのだろうか?
むしろ「ミヤケさんは空いている車道をさっさと歩いていたのに、ネモトさんは混んでいる歩道を苦労して歩いていた。何故?」で出題できそうなくらい意味のわからない解説ではないか?
よって、私はどうしてもそこで終わらせるのは避けたかった。物当てになってしまったとしても、「競歩要素の確定」は譲れないと。

なお、追記では「2人が何のためにそこにいたか?」と尋ねたが、実際はミヤケさんが競歩に出場していたことが当たれば、ネモトさんの目的は何でも良かった。


【問題7】
言葉遊びの範疇に入るとは思えないが、言葉のトリックを利用した「いじわるなぞなぞ系」の問題。
もし最初から(つまり、出題時に見える問題欄に)【問題0】の文章が書いてあり、答えが〔解説F〕ならば、瞬殺も可能な問題である。(DEBONOに移植できそうな気はする。しないけど。)
今回は意図的に〔解説F〕が成り立たない問題を提示し、言葉のトリックのない問題を立て続けに出題した後なので、参加者が心理的に、「言葉のトリックにたどり着きにくくなること」を狙った。

言葉遊び系問題でもありがちなことだが、基礎質問と呼ばれる質問でどうにかなるにも関わらず、なかなか正解に到達しにくいタイプの問題であることも確かである。


【総合】
今回、全般的に「最小限の回答」にこだわったのだが、果たしてそれで良かったのか、あるいは最小限回答が自分に合っていたのかを考えさせられた。
補足の有無には賛否あるのだが、闇スープに関しては補足ありを心掛けた方が良いのではないかというのが、自分なりの結論である。
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy