七夕心変わり

今日は七夕。
小学２年生ながらしっかりもののカメコは、父親が自宅のベランダに立てかけた竹の枝に「お人形ほしい」と書いた短冊を飾りに行った。
それを見送る母親だったが、（ん？　なにか聞こえる？）と思ったとたん、カメコがベランダから短冊を持ったまま戻ってきた。
そして「九九をおぼえる」と短冊を書き直してもう一度竹に飾りに行った。
カメコはどうして心変わりをしたのだろう。

ベランダで流れ星が落ちてくるのを見たカメコは、「お人形ほしい」と願い事をした。
「よし！　人形のほうはこれでOK！」と思ったカメコは、短冊を別の願いに書き換えることにしたのだ。