そんな装備で大丈夫か? と人々に心配される山男
山では薄着の彼が、下山で厚着になるのはなぜ?
*Q2 nullさんのリサイクルです。
転載元: 「【神ますか?リサイクル】I walked through the door with you, the air was cold」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10558
*山(の登山口)にある自宅は冷暖房完備だから。
日曜の朝。登山口の駅で降りる俺に、山に向かう人々の視線が刺さる。
そんな装備で大丈夫か、と。
中には、ご丁寧に言葉に出して忠告してくれる人までいる。
いや、お気持ちはありがたいけど、俺、ただの夜勤明けだから。ここから10分も歩けば、自宅だから。
こんな山奥の駅そばに家を買った俺を、同僚は「山男」と揶揄するが、知ったこっちゃねえ。
山?自然?特に関心はない。
乗り継ぎが良ければ1時間半もありゃ通勤できる。
それに、こんな広くて設備の整った家を都心に買うなんて、俺の給料じゃ何があっても無理だ。
もちろん冷暖房は完璧。
ホームシアターでネトフリ三昧、地下の防音スタジオでドラム叩き放題、ジムの設備も整っている。
真冬でもタンクトップ一枚で快適生活だ。
さて、名残惜しいが、趣味に明け暮れた休日ももう終わる。
そろそろ外は寒くなってきたな。
明日はコートを着て出勤しよう。