
女は、イブニングドレスは朝に着るものだと考えている。
なぜだろう?
*Q3 セルフリサイクルです。
転載元: 「【夜ますか?リサイクル】I look good in my Versacе dress」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10631
*ベテランのトップモデル。
露出の高いイブニング(ローブデコルテ)の撮影は、最も肌のコンディションの良い朝方にこそ行いたい。
モデル界に長年君臨してきた、マダム・イメルダこと、イメルダ・ビアンキーナ。
脚を失うというアクシデントを乗り越えて、華麗なカムバックを果たした彼女は、カジュアルもモードもエレガントもゴージャスもこなす、押しも押されぬスーパーモデルだ。
もちろんイメルダも人間なので、相応に歳を重ねてはいるが、「加齢こそが美しい」という価値観がハイブランドにも浸透している昨今、ラフなリゾートファッションの撮影などでは、あえて皺も雀斑も隠さず、ほぼノーメイクで臨むことさえあるぐらいだ。(もちろん、ノーメイクであっても、若いモデルたちに引けを取らない美しさであることは言うまでもない。)
しかし、格調高いオートクチュールのイブニングとなれば話は別である。
イブニングドレスといえば、肩に胸元、二の腕に背中と、「脚以外は極力大胆に露わにする」のが基本だ。
そこは、やはりフローレスで輝くような艶めく肌で臨みたい。
それがモデルとしてのイメルダのプライドだ。
そのためには、最も疲れが現れていない朝方こそがいちばんなのだ。
「マダム、メゾン・カレッタから来季のオートクチュールのシューティングオファーが来ていますが」
「ふーん、ローブデコルテね…午前11時…いえ、10時でスケジュール空いている日にちがあるかしら?
そこでカメラマンをアサインしてもらえる?」