何かを手放したことで仲間を失った。
それでも私は胸を張っていた。
なせ?
転載元: 「さようなら」 作者: ううらうら (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10937私の職場に、1週間前に入社してきた新入社員がいる。私はその社員とすぐに親しくなることができた。しかし、私には一つ大きな問題があった。それは、自分が重度のヘビースモーカーだということ。家族も全員ヘビースモーカーで、受動喫煙も深刻なこの状況において、「これ以上、自分の肺を腐らせるわけにはいかない」と判断した私は、引き出しにあったタバコを思い切って捨てた。
すると、すぐに禁断症状が襲ってきたため、仕方がなく代案としてリキッド式の電子タバコを一つ購入した。私はタバコをやめるという大きな決意を周囲に伝え、例の新入社員にも話した。すると、その社員は「自分も電子タバコを吸っている」と言って、それを取り出して見せてくれた。
昼休みになり、会社のビルの喫煙ブースへ行った私とその社員は、一緒にタバコを吸った。しかし、何かがおかしかった。確かにどちらもリキッド式のはずなのに、社員の電子タバコから独特の(妙な)匂いがしたのだ。私は紙巻きタバコや加熱式タバコをやめてからしばらく経っていたため、タバコ特유の臭いがきついと感じるようになっており、その手の匂いには非常に敏感になっていたからだ。
私はその社員に「それ、どこで手に入れたの?」と尋ねた。社員は平然と「スーパーで買いました」と答えた。私は非常に強い疑念を抱いた。
翌日、私はその社員に「酒を奢る」と言って呼び出し、社員が先に泥酔すると、家まで送り届けるふりをして、社員の部屋を捜索した。服を掛けてあげるためにクローゼットを開けた瞬間、大量の麻薬が発見された。私は写真で証拠を残し、すぐ翌日に社員を警察に通報した。
無断で部屋を捜索したせいで住居侵入の容疑で取調べを受ける羽目になったが、正義の味方に立った代償は甘美なものだった。起訴猶予処分。たった一行の前科もつくことなく、完璧な自由の身となったのだ。
それから間もなく、その社員は逮捕された。私は同僚を一人失うことになったが、むしろ自分の鋭い推理力(?)に満足感を覚えた。