『草凪皐月 写真展』にご来場ありがとうございます。
_草凪皐月(1936-2022)をご存知でしょうか。
_彼女は瀬戸内海に浮かぶ小さな島、曲島で生涯活動を続けました。
_そんな曲島の大通りや観光スポットには、
_彼女が描いた水玉や渦巻きが今も数多く残されています。_しかし、不思議なことに、
_島民たちは彼女の作品を見たことがない、と口をそろえます。
_いったい、なぜでしょうか。_それでは、どうぞごゆっくりご鑑賞ください。
_____________令和8年 7月 10日
_____________草凪皐月 写真展 実行委員会
_____________ぎゃらりぃ あおやま
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転載元: 「【BS】草凪皐月 写真展」 作者: 丼 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10969――ご来場ありがとうございました。
_曲島には、かつて島全体を一大リゾートアイランドへと変貌させる大規模開発計画が持ち上がりました。
_ホテル、ゴルフ場、海水浴場などの建設により、島民の生活も大きく変わることが予想され、
_計画をめぐって島民の意見は真っ二つに割れました。_重要な村長選挙を翌日に控えた夜、草凪皐月は島中に、自らが描いた絵を貼って回った――
_島民たちは、そう考えました。
_しかし、翌朝、島民たちが目にしたのは、その痕跡だけでした。
_皆様がご覧になった水玉や渦巻きは、絵そのものではありません。
_そこに残された、糊の跡です。_皐月は多くを語りませんでした。
_そこにはどんな絵があったのか?
_本当に皐月が貼ったのか?
_そもそも、絵そのものが存在したのか?
_今となっては誰にも分かりません。_私たちが知るのは、島民たちが残された糊跡からそこにあった「絵」を想像し、
_それぞれに想いを込めたタイトルを付けたということだけ。
_今回の写真展で展示されていたのは、そんな糊跡を島民たちが撮影した写真です。_その後、開発計画は大幅に見直され、
_曲島は自然と島民の暮らしに配慮したリゾートとして発展していきました。_それが皐月の望んだ結果だったのかは、誰にも分かりません。
_ただ、彼女が語らなかったものを、島民たちは今も語り続けています。_最後までご鑑賞いただき、ありがとうございました。
_____________令和8年 7月 10日
_____________草凪皐月 写真展 実行委員会
_____________ぎゃらりぃ あおやま
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