閲覧者数: ...

The paled room

[亀夫君問題]

「どうか私の告解を聞いてください」

あなたは信者の懺悔を聞く神父です。

告解室(3つの小部屋が並んでいて、真ん中に神父、両側に信者が入る)に来た、二人の女性(Aさん、Bさん)の打ち明ける話を聴き、それぞれが本当に悔い改めたいことは何なのか聞き出してください。


【ルール】*必ずお読みください

・あなたは、告解者の女性に質問をすることができます。YES/NOで答えられない質問もOKです。
・告解者は、信頼する神父様の問いかけに嘘はつきません。ただし、答えられない場合及び答えたくない場合に黙秘することはあります。
・当然ですが、神父であるあなたは、告解者から聴いた内容を他者に漏らすことは決して許されません。
 ですが、それを知識として持った上で他の告解者に問いかけをすることは可能です。
・5回ごとに質問する相手のターンが替わります。
例:
Q1~Q5 Aさんへの質問
Q6~Q10 Bさんへの質問
Q11~Q15 Aさんへの質問(以下同様)
(もし質問のタイミングの関係で、切り替わるはずなのに前の人に質問をしてしまった時は、質問を修正してください。)
・先にどちらか一人の「悔い改めたいこと」が判明した後は、通常の亀夫君同様、もう一人に続けて質問することになります。



*この問題はkUmaさんのSPを受けております。
 kUmaさん、本当にどうもありがとうございます!!

*百人一首 その八十四【ながらへば またこのごろや しのばれむ うしとみしよぞ いまはこひしき】からのinspireです。


出題者:
出題時間: 2024年5月9日 22:01
解決時間: 2024年5月15日 23:18
© 2024 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「The paled room」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/9627
タグ:

A(ケイティ):大歌手。数々の有名人男性と浮名を流したが、結婚することはなかった。娘のBは、人気俳優との間にできた子供だが、一人で育てた。
FA要件:
自分が、娘であるBを母親としてないがしろにしてきたこと。

B(キャス):テレビコメンテーター。Aの娘であることは人々に知られていたが、母の七光と言われることを嫌い、自力でその地位を築き上げてきた。母のことは疎ましいが、避けて通れない存在だと思っている。
FA要件:
母であるAへの当てつけで結婚した男(Aの元交際相手)を殺した自分が、罪をAに負わせたこと。

A(ケイティ)について質問で判明すること:
*72歳。一人娘がいる。
*著名な歌手である。仕事の上では大きな成功を収めた。
*男性関係は華やかで、一番長く付き合ったのは、テレビ局のプロデューサーだった。結婚したことはない。
*娘が小さい頃から、仕事仕事で寂しい思いをさせたと思う。これが彼女の懺悔したいことである。
*娘は彼女のことを避けるようになり、10代で家を出た。
*成人になってからは少し顔を合わせるようになったが、あまり関係が良いとは言えなかった。
*娘は、彼女が付き合っていたプロデューサーと結婚した。
*彼女は治る見込みのない末期がんと診断されてわずかな余命を宣告された。
*ある日、娘がその男を射殺した現場に偶然居合わせた彼女は、娘の罪を引き受けることにした。
*「最後に母親らしいことができて私は幸せだ。神の元には行けないだろうが、後悔はしていない。」そう思っているので、殺したことを庇ったこと自体は懺悔の対象ではない。

B(キャス)について質問で判明すること:
*39歳。片親の家庭で育った。
*元アナウンサーのコメンテーター。
*母は仕事では成功したし、男性関係も華やかだった。
*経済的には裕福だったが、あまり愛情は受けてこなかった。
*母は私より仕事を取った。だから、私も仕事で成功して母を見返してやる。その一心で誰にも頼らず仕事に励んできた。
*だが、偉大な母親の陰からは逃れられず、その度に母を恨んだ。
*結婚したのは2年前。女癖の悪い男だったが、仕事で成功するためにはその男と結婚した方がプラスになると思ったこともある。
*それ以上に、彼は母が一番長く付き合ったが、結婚できなかった男だった。母にできなかったことを彼女がやる。それが彼女の母への復讐だった。
*ある日、彼女は夫と口論になった。夫の女性問題についてだ。
*彼女は夫を射殺してしまった。その時、たまたま母がやってきた。母は、彼女の指紋を銃から拭い去ると、自分で夫に向けて銃を撃った。
*「私はもう1週間も生きられないのだから、これでいい。最後に母親らしいことができて幸せだ」と母は言った。
*「本当に殺したのは私だ。でも、母の気持ちを考えるとどうしたらいいかわからない。」これが彼女の懺悔したいことだ。
なお、「どうしたらいいかわからない」の真意はエピローグに続く。

「これは告解を聞く者としての禁を破る行為かもしれません。ですが、お母様は、『最後に母親らしいことができて私は幸せだ。』とおっしゃっていました。」

「ありがとうございます、神父様。それで決心がつきました。
 …私は、警察に出頭します。」

キャスはそう言って告解室を後にした。
時を同じくして、隣の小部屋からケイティが姿を現した。

「キャス!どうしてそんなことを!私が命をかけてあなたのことを…」
その悲痛な叫びは美声の歌姫のものとは思えなかった。

だからこそよ。ねえ、私が、偉大なあなたの陰でどれだけ苦しんでいたかわかる? 私が小さい頃、毎晩あなたのヒールの音が遠ざかっていくのを、どんな気持ちで、聞いていたかわかるの?そんな私の寂しさの上に成り立ったあなたの栄光は、いつだって、私の行手に立ちはだかってきた。でも、これで、ようやく、あなたの『善意』を踏みにじる決心ができたわ

キャスは、冷たい教会の床に打ち伏せるケイティの方を振り向きもせず、あの日の母のようにヒールの音を響かせながら歩み去った。


*元ネタ"Tacones Lejanos"(邦題;『ハイヒール』)
 Film directed by Pedro Almodóvar

*ケイティとキャスは同じファーストネーム(Catherine)の短縮形である。
 元ネタでは別な名前だが、同じく母娘のファーストネームは同じだと思われる。

*Inspire元の和歌の詠人、藤原清輔朝臣は才能がありながらも、父親との確執により不遇な時期が長かったと伝えられる。

*タイトルは、教会音楽風のイントロで知られる荒井由実「陰りゆく部屋」の英題。

「冷たい壁に耳を当てて 靴音を追いかけた」

「どんな運命が 愛を遠ざけたの
 輝きは戻らない 私が 今 死んでも」


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
Donate using Liberapay
Avatars by Multiavatar.com
Cindy