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【偽りますか?リサイクル】love me, hate me, but can't you see what I see?

[ウミガメのスープ]

stamp
水平男子高校と垂直女子高校は昔から犬猿の仲で、事あるごとに生徒同士で激しい罵倒合戦をしている(男女なので暴力は無し)。

ある日、水平男子の番長・平太と垂直女子の女番長・直子は、悪化の一途をたどる治安を憂いて内密に話し合いを行い、偽の恋人関係をしばらく装うことにして、相手の番長の面子を潰すような罵倒合戦は控えるようにそれぞれの下っ端共に呼びかけた。

しかしそれによって、ますます抗争が激しくなってしまった。なぜ?


*Q4 光四さんのリサイクルです。


出題者:
出題時間: 2025年11月13日 23:36
解決時間: 2025年11月15日 19:01
© 2025 gattabianca 作者から明示的に許可をもらわない限り、あなたはこの問題を複製・転載・改変することはできません。
転載元: 「【偽りますか?リサイクル】love me, hate me, but can't you see what I see?」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10602
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stamp *自分たちの慕っている「推し」である番長が女(男)なんかと付き合ったことにショックを受けた下っ端たちが、超複数恋愛状態に陥ったことによるBL(GL)バトルロワイヤル。

それぞれの高校がなぜそんなに統制が取れていたか。
それはトップへの「愛」によって強く結束していたからである。
「愛」と言っても、それは、「推し」への思慕の念に近い。
手が届かない、誰か一人のものにはならない(それでも時々いつか自分とは付き合ってくれるんじゃないかという妄想に耽ることができる)トップに憧れることで、下っ端たちは心置きなく相手の高校を攻撃することができていた。

ところが、そのバランスが崩れてしまった。


自分たちの中から誰か一人が選ばれるのならまだしも、全く別の存在、それも異性、しかもよりによって敵高校のトップと一緒になったのだ。

がっかり…はしたが、流石に絶対的推しであるトップのことを、恨んだり憎んだりはできない。

対象を失った、思春期真っ只中の下っ端たちの恋心は迷子になり、大迷走を始めた。



「平太様…まさか女なんかと…」
「そんな寂しい顔しないで…俺じゃだめか?」
「えっ」
「ずっと見てたんだ」
「待てよ それはお前だけじゃない 俺もだ」
「おい 何他の男に色目使ってんだよ」
「げっ いつからお前そこに」


「直子様。心に穴が空いてしまいました…」
「そんな手の届かない恋なんかより 私の方を見てくれない?」
「え 実は私も…」
「ちょっと何口説いてるのよ 私というものがありながら」
「待って違うのこれは」
「はあ?人の二股どうこう言ってるけど、自分はどーなのよ」
「やだっ なんで」



裏切ったら裏切り返す。
両校で始まった、ドロドロ恋愛内部抗争は、そう簡単に決着を見そうにはない。







平太「最近あいつらごたついてるけど何やってんの?」
直子「さあ」


出題者:
参加するには または してください
パトロン:
アシカ人参
と 匿名パトロン 3 名
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Cindy