高校を卒業したばかりの、ある男の不可解な行動とその理由について、
同年代の若者を中心にSNS上で議論が白熱していた。
やがて専門家による分析が重ねられ、
その行動については、ある特定の見方が定着していった。
しかし、その見方とは異なる理由を知る人物がいる。
その人物は、その特定の見方に異を唱えようとはしない。
なぜだろう?
転載元: 「もっと適当なの」 作者: 丼 (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/10916【解説】
問七
傍線部 オ 「カメオは、なみなみと水の入った赤い洗面器を頭に乗せると、鉄塔から滑るように落ちていった」について、この時のカメオの心理として最も適当なものを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。
① サヨコからの手紙の行間に秘められた思いを理解できなかった自らの未熟さを痛感し、その後悔を胸に刻もうとした。
② 赤い洗面器に水を満たして頭上に載せるという行為を通じて、自身の揺れ動く心情と向き合い、高校卒業という人生の節目を静かに受け入れようとした。
③ 流れるプールで見た幼い弟が自分から遠ざかっていく姿を思い出し、自分もまた過去から流れ去ることで決別を果たさなければならないと考えた。
④ 幼少期にタケルと殴り合いの喧嘩をするきっかけとなった出来事を模倣するとともに、病床の祖父から繰り返し聞かされた「お前なら空を飛べる男になれる」という言葉の真意を自らの身体で確かめ、継母との決別と恩師への贖罪を同時に果たそうとした。
⑤ 他者から理解されない行動を選ぶことで、自分という存在を他者の評価から切り離し、人は他者に依存することなく主体的に生きるべきであるという人生の真理を示そうとした。
出典:自伝小説『赤い洗面器』、著者 井沢カメオ(全部違うんだけどなぁ……)