耳障りだし鼻につく

人混みの中から平凡な女性が目に留まったカメコ。

カメコはその見覚えもない女性が隣のクラスのウミコだと確信した。

一体なぜ?

カメコには好きな人がいました。
幼馴染で幼稚園から一緒だったカメオです。

初めは仲の良い友達くらいでたまに冗談を言い合ってふざけ合う仲だったのですが
高２のある日、カメオから好きな人が出来たと聞かされました。

まるで友達に初めて本物のオオクワガタを発見したかのように嬉しそうに話すカメオを見て
あぁ、カメオにとって私はそういう対象ではなく友達なのかっという発見と
このとき自分が初めてカメオが好きだと言うことに気付きました。

でもそれを悟られたくなくて全然気にしてない風を装ったり
ちょっと冷たく当たっちゃたりもしたのだけど
彼女のことで頭がいっぱいなカメオは私なんか意にも解せず嬉しそうな顔のままでした。

こっちの気持ちも知らないで
だけどこの気持ちに気付いてしまった私はカメオのことばかり考えてしまうようになりました。

ふと気づくとついカメオのことを目で追ってしまい
どんなに混雑した人混みの中だって一番にカメオを見つけられました。
そしてその隣で恥ずかしそうに笑う女性が居たことも

あぁカメオの恋は叶ったんだね　　おめでとうって言わなきゃ

だけど今はせっかくの2人っきりを邪魔しちゃ　　　帰らなきゃ　　　(　´・ω・)