兄とカメコが神隠し

ある村でカメコが何も言わず居なくなってから数日後
今度はカメオまでもが忽然と消えてしまった。

カメオの弟のウミオは懸命にカメオを探したが何処にもいなく
家にも帰ってこないのだがカメオの両親も村の大人たちも平然としている。

そこでウミオは村の歴史を調べていると、過去にも子供が行方不明になっていることが判明した。
しかしウミオは自分は安心だと思うのであった。

一体なぜ?

クラスメートを攫っていた犯人はカメオで
監禁して殺して山に捨てていたのであるが自力で脱出に成功したカメコは警察に保護され
全部警察に話したのである。

カメオは逮捕されたが未成年であると言うこととカメオを慕っているウミオのことを考え

村人は事件を口外するのをタブーとしカメオは神隠しにあったと嘘をついた。

しかしウミオは村の歴史を調べていた図書館で新聞で事件があったこと
名前は伏せられていたが年齢と時期からして兄のカメオに間違いないと確信したのである。

兄が施設にいることが分かったウミオは神隠しなんてなかったんだと安心し兄の分まで『神隠し』を続けていくことにしたのです