ある日、困っている様子のお婆さんを見かけたウミオは放って置けず、声をかけた。
ウミオ「こんにちは、どうかされましたか?」
お婆さん「こんにちは。それがね、遠方から孫に会いにきたのだけれど、あいにく今日はどこかに出かけててね。卒業のお祝いを持ってきたのに渡せなくて。帰りの電車の時間も迫っているし、直接渡すのは諦めた方がいいか悩んでいるの…」
ウミオ「そうなんですね。…あの、お孫さんってもしかして、真田カメコさんですか?」
お婆さん「ええ、そうよ!やだ、どうして分かったの?」
ウミオはお婆さんはもちろん、
真田カメコにも会ったことが無いというのだが、なぜお婆さんの孫がカメコだと分かったのだろう?
転載元: 「卒業祝いには万年筆を」 作者: めぐ (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/4156
〜とあるマンションの303号室前での会話〜
ウミオ「ここ、実は僕の部屋なんですよ。この間、引っ越してきたばかりで。この部屋に以前住んでらっしゃったのが真田さんですね?
時々、彼女宛の郵便物が届きますから」
お婆さん「まあ!じゃあもうここにカメコは住んでいないのね!!」
FA: ときおり真田カメコ宛の郵便物が届くウミオの部屋の前でお婆さんが待ちぼうけていたから。