【猫ますか?リサイクル】冬野菜

[ウミガメのスープ]

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実家のコタツで丸くなる猫を見つけたシン太郎が母の身を案じたのは何故だろう。




エルナトさんの問題文です。


出題者:
出題時間: 2021年1月24日 14:27
解決時間: 2021年1月24日 14:50
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年末、久しぶりに実家に帰ったシン太郎が居間に入ると、猫が誰も使っていないコタツで丸くなっていた。

猫は母にとても懐いている。
母は2年ほど前に倒れて以来ほぼ寝たきりで、ほとんど部屋から出ないため、猫もだいたい母の部屋にいる。
母の布団は居心地が良いし、部屋はいつもエアコンで適温だ。
こんな寒い日に、誰もいない冷たいコタツにいる理由などないだろう。

ふと、「もしかして母は部屋にいないのだろうか」とシン太郎は考えた。
もしそうなら、理由として真っ先に思いつくのは病院への緊急搬送である。

「待て待て待て。それなら俺に連絡があってしかるべきだ。・・・とすると、連絡ができないくらいに切迫していたとか? まさに今救急車で運ばれている最中とか!?」

悪い予感が次々押し寄せてうろたえるシン太郎の耳に、玄関の戸を開ける音が聞こえた。
あわてて見にいくと、そこにはシルバーカー(手押し車)を玄関に引き入れようとする母の姿が・・・

「ああ、シン太郎! お帰りなさい! 思ったより早かったのね。」
「ちょっと待ってオフクロ、何で歩いてるの? 寝たきりじゃなかったの?」
「あら、言ってなかったかしら? 半年くらい前から少しずつね。でもたったこれだけ買うのに2時間もかかっちゃって。出迎えできなくてごめんなさいね。よっこらしょっと。ふう。」

寝たきりと思っていた母が、実は歩き回っていたというオチであった。


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