鍛冶屋(=blacksmith)で身体を鍛えてた俺は翌年、カードを扱うマジシャンに転向した。
一体どういう経緯があったのだろう?
*Q13 ノーキンさんのリサイクルです。
転載元: 「【黒ますか?リサイクル】some are satin, some are steel」 作者: gattabianca (Cindy) URL: https://www.cindythink.com/puzzle/7995
俺はロボットだ。
どんな過酷な現場でも通用するようにと、身体に使う部品は伝統技術を持つ鍛冶屋に「鍛えて」もらった。
開発責任者「しかし、現場仕事用に開発したものの、思ったよりこいつ繊細な動きもできるな…普通の現場に回すのはもったいない。」
研究員「デモンストレーション用にしたらどうでしょう?」
開発責任者「例えば?」
研究員「例えば…マジック?」
そんな具合で、俺は、「マジシャン」に転向した。
レセプションなどでマジックを披露すると、みんなうちの研究所の技術の高さに舌を巻いた。
もちろん、派手な切断マジックや脱出マジックもできるんだが、かえってそういうのは「まあ言ってもロボットだからねえ」とそこまで感心してもらえない。
むしろ、サテンの手袋を着けてカードやコインなどのテーブルマジックをして見せる方が、「すごい!こんな細かい器用な動きもできるの?全然わからない!」と騒がれるのだった。